"解体工事における隣人宅への油の飛散によるタイル張り替え費用の負担について"

今年7月中旬、家の新築に伴う解体工事(元請業者→下請け業者)で荷物運び出しの際に、隣人宅玄関のタイルに油が広範囲に飛び散ってしまいました。直後に洗浄をしましたが、油の染みが完全に落ちなかったため、タイル全部を張り替えることになりました。当日、私と父、解体業者3人がいたのですが、原因不明のままです。このため、元請業者がタイル張り替えの費用を同業者と私での折半を提案してきました。 参考までに、費用は66万円です。
 私としては、自分たちに原因があるのなら支払いに応じようと思いますが、曖昧な状況の中、支払うことに納得がいきません。どうするべきか悩んでいます。

考えとしては、
①折半に全く応じない。元請業者が法的手段を取ってもかまわないという姿勢でいる。ただし、裁判などの法的措置を取った場合、費用はどのくらいかかるのかが知りたいです。また、裁判を起こされた場合、どうすればよいのでしょうか。
②折半費用負担を例えば、1〜2割に抑えてもらう。隣人との付き合いが今後も続くことを考慮して、多少の負担もやむを得ないと考えるのか。

以上の件で、法律相談するべきかどうか迷っています。

自宅の工事を業者に依頼し、その過程でご相談の被害が発生したということでしょうか。

何が原因で油が大量に飛散したのかが不明である以上責任問題として誰が持つのかという点も不明確なままとなってしまうでしょう。業者側に原因があるのであれば、こちらが負担する義務はないと言えます。

訴訟となった場合は弁護士の着手金や成功報酬で数十万円はかかるかと思われますので、その費用を支払に充てる方が、総額費用は安く済む可能性はあるかと思われますが、具体的な事情によるでしょう。

隣人との関係についてはなんとも言えません。支払いを負担した場合、誠実に対応をしてくれていると感じる可能性はあるかと思いますが、一度個別に弁護士に相談された方が良いでしょう。