契約書にサインをしていないのですが、違約金を求められる。

Question

事務所に入り、半年以上経ったのですが、契約書にサインをしていません。

契約書の内容も、数日前にやっと見ることができました。
２年契約と記載あり。
違約金100万円の設定。
辞めたいと伝えたところ、損害賠償・違約金・慰謝料を求められました。

今ある仕事がきちんと終わり次第辞めたいのですが、それも不可能だと。
サインをしていないのに、払う必要があるのでしょうか？
不思議でなりません。

泉 亮介 弁護士 · Accepted Answer

契約書についてサインしていないのであれば、その条件に合意をしていたということにはなりませんので、違約金について支払う必要はないでしょう。

損害賠償請求等についても自身の仕事を全て処理してから辞めるのであれば一般的には負担義務はないかと思われます。

鈴木 祥平 弁護士 · Answer

【質問1】事務所に入り、半年以上経ったのですが、契約書にサインをしていません。契約書の内容も、数日前にやっと見ることができました。２年契約と記載あり。
違約金100万円の設定。辞めたいと伝えたところ、損害賠償・違約金・慰謝料を求められました。今ある仕事がきちんと終わり次第辞めたいのですが、それも不可能だと。サインをしていないのに、払う必要があるのでしょうか？

【回答1】契約書を取り交わしていないのであれば、その契約書の違約金の規定に拘束されることはありません。ですから、違約金を支払う必要はないと思います。事務所側としては、「やめるのでれば、経済的損失の穴埋めをさせるぞ！」と経済的に脅して引き留めようとしているだけであると思います。あまりにもしつこい場合には、弁護士を入れて対応をすることをお勧めします。

工藤 佑一 弁護士 · Answer

契約形態が何なのか気になるところですが、少なくとも違約金の合意が成立していないのであれば事務所側の請求額に応じる必要はありません。
その他の損害については、相談者様に帰責すべき事情がなければ賠償義務は生じません。
とはいえ、当事者同士で円滑に進むとも思えず、秘密の守られる法律事務所での相談をお勧めします。