信頼していた知人に貸したお金が返されず、診断書の真偽も疑わしい場合の対処法と詐欺の可能性について相談
信頼していた知人に複数回お金を貸していますが、いつも給料日になったら返すと言いつつ毎回理由をつけてまだ一度も返済されていません。
またその理由の一つとして、癌を患っていて医療費などで返せるお金がないそうで、一度診断書を見せてくれと頼んだところ画像が送られてきましたが、それをまた別の知人に見せたところ偽物の可能性があると指摘されました。
これは詐欺罪などに該当するのでしょうか。
また、貸したお金についても、全額でなくとも半額ほどでいいので返してもらうにはどうしたらよいでしょうか。
借りる時に嘘の説明をして騙して借りていたのであれば詐欺となる可能性はあるでしょう。
返金については、当事者同士で話をして返すと言いながら返してもらえないケースの場合、なにか理由をつければ返さなくても大丈夫だと思われている可能性があるでしょう。
そのような場合、弁護士を立て、このまま貸したお金について放っておくつもりがないという姿勢を示すことで相手の対応が変わるケースはあります。
ただ、本当にお金がなく、返金ができないような場合ですと、弁護士費用分が赤字となってしまう可能性もあるため、具体的な費用や貸した金額等について個別に弁護士に相談した際に伝えた上で、弁護士を入れるかどうかの判断をされた方が良いでしょう。
請求金額にもよりますが、支払督促や少額訴訟などを検討してみてもよいかもしれません。弁護士をつけずにこれらの手続をご本人で進める方もおられます。相手方が裁判所に出廷してくれば、具体的な返済について話し合いを進められる可能性も出てくるでしょう。
なお、詐欺に当たるかどうかは、借入時の借主の言動などによります。返済をのらりくらりと免れる言動そのものは詐欺とは考えにくいところです。