相続で共有した家の所有権を時効により奪われる可能性はあるか?
母が亡くなった時、母の子供2人(私と姉)が母名義の家(土地及び家屋)を8(私):2(姉)で相続しました。名義変更は済んでいます。
生前、母と姉(とその旦那)は長らくその家に一緒に住んでいて、母の死後も15年にわたって姉(とその旦那)はその家に暮らしています。所有権の80%は私ですが、家賃収入は一切得ていません。
不動産の所有権には10年や20年の時効が成立するという話を耳にしたのですが、所有権を姉に持っていかれる可能性はあるのでしょうか?
母の死後、固定資産税は姉が全額支払っています。
占有のためには所有の意思を持って行う必要があり、固定資産税を支払ったり、自身が単独所有者であるような形で占有を継続する必要があるため、単に共有者として占有をしている場合には時効取得は難しいでしょう。
ご回答ありがとうございます。
母の死後、固定資産税は姉が全額支払っています。この場合だと時効取得は可能なのでしょうか?
共有不動産については、自身も半分は所有者であることから、ご相談のケースでは共有者であることは知っている状態で相続を開始しているでしょうから所有の意思が認められず、時効取得は難しいかと思われます。