殴られて骨折しました。民事裁判での請求金額の目安はどの程度?

知人に殴られて全治4週間の骨折を受傷しました。入院や手術は無く、骨が再生・定着するのを待つために通院頻度は少ないですが、数ヶ月経った今でも症状固定できておりません。(半年はかかる?)
この場合、民事裁判で認められる請求金額はどの程度なのでしょうか。

裁判所の判断で過失相殺される場合もありますが、相殺が無かった場合(相殺される前)の金額の目安を教えていただきたいです。よろしくお願いいたします。

参考になるのは、交通事故の通院慰謝料かと思います。

現時点では、マイナス要素、プラス要素、不確定要素があるため、以下は、あくまで一つの参考程度にしていただき、通院が終了したら(症状が固定したら)、そのタイミングで弁護士に直接相談してみるとよいかと思います。

•通院6ヶ月で通院慰謝料は116万円
 ※通院日数が少ない場合には、実日数を踏まえ、これよりも控えめに損害額が認定される可能性あり

•交通事故は過失事案なので、故意の暴行による傷害事案では、交通事故の場合よりも割増して損害額が認定される可能性あり

•半年程度経過しても症状が残存している場合、後遺障害の認定がなされる可能性あり。その場合、一番下の14級で後遺障害慰謝料110万円程度が別途認められる。
 ※将来の収入減少に対する損害項目である逸失利益も認められる可能性あり

清水先生

ご回答いただきありがとうございます。通院の実日数だとどうしても日数が少なく(5日程度)なってしまいます。
こういった場合
・相手の故意の暴力行為による受傷での通院であること
・骨折で積極的な加療よりも自然に骨が治癒するのを待たなければいけないこと
・骨折による痛みや違和感が続いたこと
を理由にすれば実通院日数ではなく、期間ベースでの慰謝料請求の理由となるでしょうか?

原告側とすれば、そのような事情を主張しつつ、期間ベースで慰謝料請求をしてみるのもありでしょうね。後は、裁判所の認定に委ねることになろうかと思います。

清水先生

ご丁寧に回答いただきありがとうございました。
多少減額になっても、期間ベースでの請求を主張していきたいと思います