元金は保証すると言われ、310万円渡しましたが、全額返金されません。

3年程前に知り合いに投資話を持ちかけられ、「元金は自分が保証するから」と言われ、それならと合計310万円渡しました。が、その投資話が詐欺だったと言って310万円返金されません。約束通り返すように言うと、「自分も500万円詐欺にあい、返す金がない」「返すには一緒に稼いでもらうしかない」等と言って、ネットでアパレル転売を数ヶ月一緒にしましたが、相手はスマホで仕入れのみ、私が受け取り、検品し、撮影し、商品ページを作り、梱包し、発送し…と、ほぼこちらの労働で、売上からいくらか入金されましたが、これで返していると言えるのかと、納得のいくものではなく、転売をする為に引越し、借りたアパート代、光熱費等は2年近く私が払い続けていたので、余計損失が出ただけでした。
毎月いくらと決めて返すよう言うと、2万円ずつ振り込むとのことでしたが、数ヶ月で止み、連絡してもLINEはブロック、電話やショートメールは無視されるので、最近は連絡していません。
変わってなければ、職場、住所等わかります。
弁護士さんにお願いすれば、返金されますか?

相手が任意に返済しようとしないなら、貸金返還請求訴訟の提起などを検討することになります。貸金だったと言えるためには、①返還約束及び②金銭授受につき、立証できる必要があります。
 ①について、金銭消費貸借契約書等の返還約束の記載されてた契約書が存在しない場合、出資だった等の反論の余地を与え類似可能性があります。
 ②について、310万円渡したことについて、証拠(振込みの場合は送金明細や通帳の記載、現金交付の場合は領収証等)がないと、金銭授受を争われる可能性もあります。
 さらに、相手に返還義務があると認定されたとしても、相手が任意に払わない場合には強制執行を検討する必要があり、相手が310万円を返還する資力を有しているかも問題になります。相手がしっかりとした会社で働いているのであれば、給与債権は強制執行の候補となり得ます。
 いずれにしても、一度、お住まいの地域の等の弁護士に直接相談された上、対応を検討なされてみてはいかがでしょうか。

清水 卓先生
この度は、親身にご回答頂き、誠にありがとうございました。
分かりやすく、とても勉強になりました。
ご助言通り、行動していきたいと思います。
ありがとうございました。