所得を隠す自営業の夫との婚姻費用協議を進めるため教えて下さい。

夫と離婚に向けての協議中ですが、ひとまず別居を開始します。そのための婚姻費用で話し合いに折り合いがつきません。
夫は自営業で、経費にかなり多くを計上して営業利益を低く確定申告していますが、昨年に関してはマイナスで非課税世帯となっている事がわかりました。

確定申告する前の、シンプルな営業利益を記録したものを夫が管理しているので、知りたいから見せて欲しいと伝えましたが本人は拒否しています。

確定申告を代行した税理士に言えば何かしらの形で見せてもらうことはできますか?その際、身内という立場なので夫の許可や委任状は必要ですか?
宜しくお願い致します。

身内というだけでは税理士は守秘義務がありますので確定申告の内容を開示しないと思われます。
夫の許可や委任状を取り付ければ見せてもらえると思いますが、夫は開示を拒否している状況とお聞きしていますので
許可・委任状の取付は難しいような気がします。

弁護士に事件として依頼して、税理士に対する23条照会という手続きを経れば確定申告の基礎資料を見せてもらうことは可能かもしれません。一度、弁護士を探して相談されるとよいと思われます。

税理士が見せてくれれば良いですが、旦那様の許可がない限り、見せてくれない可能性の方が高いと思います。
合意が難しい場合には、別居の上、婚姻費用の分担請求調停の申立てを行い、裁判所から旦那様に対して説明を求めるような流れにする方が良いと思います。
ご参考にして頂ければと思います。

お二方の先生方、早速回答くださりありがとうございます。
先日無料相談で尋ねた弁護士からは、公的な資料が収益マイナスとして非課税としている場合、夫が管理している資料などの提出を拒否すれば、正当な婚費を受け取れるのは難しいのではと言われてしまいました。

家庭の収支を見せるという方法と、夫に裁判所から、収入がわかるものの提出を促す(嘘などをついて隠す可能性も十分ある)場合、もはや手段はないと考えるものでしょうか。

宜しくお願い致します。

非課税(赤字)という内容次第です。
本当に営業として赤字で収入がなく、貯蓄を切り崩して食費等を工面していたというのであれば、婚費を請求することはなかなか難しいでしょう。
ただ、そうではなく、私的な費用も経費として参入しているので赤字決算になっていることも少なくありません。
それを前提にすれば、生活実態から、最低限この程度の収入はあるはずだ推定して婚費を計算するという考え方もありますし、そのような実例もあります。
調停を申し立てることを検討すべきだろうと思います。

ありがとうございます。
生活実態を明確にできるだけ伝えようと思います。

そのような実例があるという事で、僅かですが希望を待とうと思います。

子供5人、ここ一年で新しい店もオープンし収入は手取りで月平均80万以下にはならないくらいになりました。
それが前年分を非課税となるよう申告していたのを知り、しかも手立てが無いようなアドバイスを受け、途方に暮れています。

調停を申し立てるにもやはり、弁護士に依頼をした方が良いでしょうか。
費用の負担も、大きいので迷っています。