防犯カメラ映像がないが、LINEでのやり取りと目撃者の証言で加害者を起訴できるか?
知人から暴行を受け、骨折の診断を受けました。
被害届を出したのですが、防犯カメラの映像が残ってないそうで物的証拠は無いみたいです。
自分の証言に加え、加害者とのLINEでのやり取り(手を出した事を認めている)と、目撃者とのやり取り(自分が加害者に殴られているのを見たとのLINE)があれば起訴まで持っていけるでしょうか…?
被害者の証言、目撃者の証言も証拠になり得ます。ただし、証言の場合、証言する人の信用性、証言内容の信用性、他の証拠との整合性等が問題になります。
起訴するか否かは、暴行に至る経緯、暴行の態様•程度、傷害の内容•程度(後遺障害の有無、回復の程度等)、被害賠償の状況などの諸般の事情を踏まえて検察が総合的に判断するため、起訴されるかは定かではありませんが、傷害罪は罰金刑もある犯罪なので、場合によっては、罰金を科すために略式起訴•略式命令の選択がなされることはあり得るかもしれません。
清水先生
ご回答いただきありがとうございます。数ヶ月間相手とやり取りはしましたが、示談も成立していない状況です。
略式起訴で罰金刑というのが可能性が高いのでしょうか?(初版のため実刑は厳しくても、処罰を受けて欲しいです)
暴行の経緯、暴行の態様、お怪我の治療状況なども捜査し、証拠を確認してみなければ、可能性の程度は定かではありませんが、骨折までさせた事案ですので、略式起訴(罰金)の選択もあり得るご事案かと思います。
被害届が受理されているならば、捜査の一環で被害者であるあなたの取調べもあるでしょうから、処罰希望をしっかり伝え、供述調書に明記してもらうとよろしいかと思います。
清水先生
ありがとうございます。
被害届を出す際に調書には処罰希望する旨を伝えました。証言以外に証拠が無く発生から時間が経っている状況ですが、処罰を求めて捜査に協力していきたいと思います。