加齢による性欲や性機能の低下が離婚理由とされるのか

セックスレスは離婚理由になりますが、例えば加齢により性欲や性機能は落ちますよね。何歳になっても性器の接触をしないとセックスレスだから離婚理由になるて判断されるのでしょうか?
例えば40代新婚だったらどうですか?

40代新婚という場合、年代は別として、婚姻前の性交渉の有無・程度との関係も考慮されると思いますが、一般論としては、加齢による性機能減退により性交渉がうまくいかないというようなケースの場合、「婚姻を継続し難い重大な事由」に当然には該当しないと判断される可能性が高いと思われます。

婚姻前の性交渉の有無との関係というのは、婚姻前からしていなかったらセックスレスと見なされやすい、あるいは婚姻前はしていたが婚姻後はしていないのがセックスレスと見なされやすい、のどちらでしょうか?

あくまで私見ではありますが、例えば、婚姻前から性交渉がほぼなかったという背景がある場合で、婚姻後も性交渉には積極的でないことが暗黙の前提となって婚姻をしたのであれば、従前と同様に性交渉がなかったとしても、それだけでは「婚姻を継続し難い重大な事由」とは言い難いのではないかと考えられます。ご質問との関係では、後者の方向性となります。

どのような紛争状況等なのか分からないところではございますが、最寄りの弁護士などに個別に相談なさることをお勧めいたします。

高橋先生、ありがとうございます。
婚姻前から、双方の心身の理由に性交はしていませんでした。但し、婚姻前も婚姻後も性的な接触はしていました。
調停では、そのあたりを主張してみます。