有給支払いの合意違反。回答されない件について

有給休暇の未払いについてです。
退職時に有給をすべて使い切る話で、会社側と話をして退職届を書きました。
退職時の話をした証拠として音声データがあります。

退職後の給料を確認すると一部のみの使用で使い切られておらず(残り20万円以上)
事務の方から確認しても、明確な回答が得られず、会社の顧問弁護士から下記回答がありました。

①退職書類上では不備はない。
②有給を使う同意はなかったという認識
③有給の買取はしていない
それ以上は説明することはないとのことでした。

こちらは証拠があるので、支払いを依頼するためには民事調停や訴訟で進める方が良いでしょうか?
なぜ相手弁護士からこちらの証拠があるのに、説明などをされないのでしょうか。
相手側の意見として一般論や可能性の話も含めて教えていただけると幸いです。

「退職時に有給を全て使い切るという話」という部分がメインになるかと思うのですが、
ご記載の状況だともともと退職日までに、有給を使い切ることができない期間しか残されていなかったのではないでしょうか。
使い切れない有給について、退職時に給与として支払いを請求できないのが原則となります。

そのため、使い切れない有給について給与として請求したいという場合、(A)明確に使用者が労働者に対して給与に換算して支払うという合意(いわゆる③にいう有給の買取)をしたか、もしくは(B)就業規則上に買取についての規定があるなどの例外要件を満たしているかの確認が必要になります。

使用者側は、(A)(B)いずれも満たしていないと考えている可能性があります。

一退職することになった経緯も、本件事件の対応上重要な要素になるかもしれませんので、
一度、最寄の弁護士会等で実施している労働法律相談にいかれた上でこれからの方針を決められるとよいと思います。

西谷弁護士さん
回答をありがとうございます。

有給を使い切るについての補足です。
西谷さんが言われているように使い切れない可能性がありました。その点も含めて、退職オリエンの際に他の日(土日などを出勤扱いなどにして)有給を使い切る話で進めていました。またこちら側も使い切れないことを懸念して、退職日をずらすことを提案しましたが、当月中に使い切るように進めるので大丈夫ということで、退職届を書きました。そのため、当初の合意した内容と異なるので争っているところになります。

また退職になる話も、もしかしたら退職の可能性があることを伝えたところ、退職の可能性があるなら翌月からの担当をゼロにする。ゼロにするということは実質的に出来高の仕事だったので、給料もゼロになるので辞める。その代わりに有給を使うようにしてもらうという話の予定でした。
長文になってしまい、すみません。不明点があれば聞いていただければ返信させていただきます。よろしくお願いします。