離婚に向けて準備すること

離婚をするために別居をして2年が経ちました。

相手から離婚の話を進めたいと言われています。

調停で婚姻費用を決めて生活をしています。
婚姻費用に関しては特別支出などは決めておらず、毎月の金額と支払日のみを決めていました。

離婚も調停を開く予定です。
相手はお金に対して厳しく婚姻費用を決めるときも、とんでもなく少ない金額を提示してきました。

離婚でも養育費やその他諸々のところでお金に関しては行ってくると思います。

子供手当も、手をつけないで貯めておくと約束をしていたにもかかわらず、私が全て管理すると伝えたら子ども手当は待って欲しいと言われ1年ほど待っていたが、習い事で使ったと言われた。

お金に関して家族に使いたくない考えが強い相手からきちんと財産分与などをしてもらうためには、私はなにを準備すれば良いでしょうか?

持ち家もあります。
私にできる準備を教えていただきたいです。

ご質問ありがとうございます。

  ご準備いただくこととして、
  特に財産分与については、別居時に存在した財産分与の対象となる財産について、ご質問者様に有利になるように対応する必要があります。
  例えば、評価の必要がない、預貯金等については、相手が管理する預貯金の口座等をなるべく思い出すことが必要です。
  また、不動産や自動車など、評価が必要なものについては、離婚時の評価額をなるべくご質問者様の有利になるように、
  複数の業者の査定をとったりすることが必要になります。
  そのうえで、特有財産(財産分与の対象にならない財産)や財産分与の方法、寄与度(半分ずつかどうか)について、ご質問者様の有利になる事情があるかどうかについて、十分検討したうえで、調停に臨んでください。

  財産分与に限らず、養育費等についても、具体的事情に則して、ご対応いただくと良いですから、
  可能であれば、お近くの弁護士に直接相談して、アドバイス等を求めることをお勧めします。

分かる範囲でいいので、別居時の共有財産のリストと評価額を記入
することでしょう。
子供手当は、調べた上、役所に資料を提出して、あなたの口座に入
金させるようにしたほうがいいでしょう。

>私にできる準備を教えていただきたいです。

一番いいのは、(依頼しないとしても)一度弁護士に相談に行き、
財産状況など、詳しい事情を伝えてアドバイスを受けることだと思います。
その際、可能な限りで財産資料等も持って行くと、より本件に即したアドバイスが受けられると思います。

財産分与について離婚と同時に決める場合、婚姻費用と同様に

・話し合い
・話し合いがつかない場合、裁判官が決める

という手順を踏みます。

相手は低めに主張してくることが考えられますので、
それに対して法律上おかしい等反論できるよう、適宜相談に行ってみましょう。

依頼しない場合でも、最終合意前には、一度弁護士に相談に行く方が無難だとは思います。
(不利な条件を決めてしまってから相談する場合、今からの対応が難しいケースもあるため)