幼馴染の子が暴行を受けたので刑事告訴を考えています。弁護士の依頼が必要でしょうか？

Question

うちの息子の幼馴染の子（A君）が暴行を受けました。登場人物及び相関的な部分が複雑ですがお願いします。私はAの母親と離婚した父親から相談を受けている者です。

暴行の相手はAの友人Bの母親（B母）です。
B母はAの知人C（22歳）と知人D（17歳）と一緒にAのバイト先の向かいにあるコンビニにやってきて買い物に行ったAを呼び止めて一方的に言われの無い因縁をつけた上で
B母から顔をパンチされた後、土下座を強要されAは土下座したのですがその最中に引き続きB母により首元と脇腹を蹴られました。
通行人らしき人からの通報により警察が駆けつけ事情聴取。
Aの元父親も呼ばれ（親権者の母は具合悪く動けないため）立ち会ったのですが
その事情聴取の最中にAとAの元父親に対してB母から◯◯で出歩いてるところを見つけたら殺す、こっちはヤクザがいると何度も言われたそうです。
その発言に対しては警察からも口頭注意を受けるも何度も繰り返し言っていたそうです。
後から警察官にも確認した所、警察官も認知していました。尚、B母は事情聴取の際に暴行を認めていると警察から聞いています。
元父親はその場では相関的なものもよくわからないのと怪我するほどでは無いと思い書類にサインしてしまったようなのですが
帰宅後、私のところに来て相談を受けたのでAの身体チェックをした所、殴られた所が腫れたりあざが出来ていたため警察署に連絡をして被害届に切り替える旨を伝えました。その後、再度警察官が来てAの怪我の写真を撮り事件捜査としてコンビニの防犯カメラ映像などを抑えると言うことになりましたが、その後に今度はCがInstagram上でAのアカウントを晒してAの居場所知ってる奴教えてとAを探し始めた上に翌日Aがバイトに行くとCから「今からみんなでバイト先に行くから逃げんじゃねーぞ」と言ったLINEが来たためAは急遽、バイト先に相談して早退させてもらうことにし、安全のため私が迎えに行き私の家で預かることになりました。
2日経ちましたがCは未だにAを探しており、Aの所に行く仲間を呼び集めているようです。Aは酷く怖がっており自宅も知られているから来られたら…と不安になっていますのでAは引き続き私の家で過ごすことにしましたがこのまま泣き寝入りしても安心は守れないので刑事告訴も考えています。

こう言った場合、安心安全を確保して生活するためにもB母及びCの身柄を拘束してもらいたいのですが刑事事件として告訴する方向で弁護士などに依頼した方が良いのでしょうか？
文面の通り、現在のA家族はシングルマザーですので高額な弁護士費用などは難しいですし着手金なども難しい状況でもありますが泣き寝入りせずに罪に問うことは可能でしょうか？
我が子が言われも無いのに殴られたなんて許せない！とお母さんも泣いておりましたのでお力をお貸しいただけませんでしょうか？

どうぞ宜しくお願いします

泉 亮介 弁護士 · Accepted Answer

基本的には被害を受けた場所、経緯について診断書等の証拠を含めて詳細に警察に伝え、処罰を求めることとなるでしょう。相手の犯罪行為をできるだけ具体的に記載することに気をつけ、警察の方と話をしていけば良いかと思われます。

泉 亮介 弁護士 · Answer

弁護士に依頼をする場合、刑事告訴の手続きとなると着手金が数十万円必要となるケースも多いです。

ただ、今回の場合警察も事件当時から状況を把握しているわけですので、警察と連携をとりながら刑事事件化を目指す形で弁護士を入れずとも刑事事件となり得るかと思われます。

清水 卓 弁護士 · Answer

警日弁連の犯罪被害委託援助という費用のサポート制度が利用できる可能性があります。警察への告訴もサポート対象です。

【参考】法律援助事業のご案内（日弁連サイトより）
https://www.nichibenren.or.jp/activity/justice/houterasu/hourituenjyojigyou.html

＜犯罪被害者法律援助＞
「犯罪被害者の方のための代理人として活動する弁護士に依頼者に代わって弁護士費用を支払う制度です。加害者の告訴・告発や捜査機関から被害者の方に対する事情聴取、報道機関からの取材等に対する対応、国選被害者参加弁護士制度が適用されない事案での裁判傍聴の付添などを行います。」

犯罪被害に精通している弁護士であれば、この犯罪被害者法律援助という制度のことを知っていますので、お住まいの地域の弁護士会や法テラスに問い合わせ、犯罪被害の専門相談を受けてみることもご検討下さい（各地の弁護士会によっては、警察と連携して対応にあたることもあるようです）。