医療過誤の費用補償について

Question

医療過誤により本来つくはずのない不要な傷痕が残りました。
病院側(美容系ではありません)もミスを認めており、当初は「綺麗になるまで治します」と言っていたのに、11か月経って初めて別病院の治療先を探してきて、1年後にやっと治療(費用負担は病院側が負う)を開始してくれたのですが、3回通院した所で先方弁護士から「3年分纏めて支払いたい。その後の費用負担は負わない。」と連絡がありました。

①費用は症状固定日(治療を開始後、これ以上快復が見込めなくなった日)が決まってから算出されるものではないのですか？
先方弁護士は、これまでの通院回数で決まると言ってましたが、治療中の現在で決まる金額とは、どのように計算されるのでしょうか？
②後遺障害認定がないと慰謝料は請求できないのですか？
等級には該当しませんが、半袖を着れば他人が見て「それ、どうしたの？」と指摘されるくらい視認性のある傷です。そのため半袖はもう着れません。事故当時と同じ状況に陥る事に対しトラウマも残っています。
③美容整形外科のような自由診療での治療は、費用負担の対象外ですか？
治療先として美容整形外科を提案しましたが、自由診療は対象外だと先方弁護士に言われました。
しかし、指定された病院(保険診療を行っている病院)で処方される薬には、保険適応外の薬(自由診療)もあり、その費用は現在病院側が負担しています。

こちらが何を言っても「見解の違い」「解釈の違い」と言われ、金額について先方弁護士と話が纏まりません。
当初は綺麗に治れば治療費以外の費用は求めないつもりでしたが、一括で受け取った後は治らない場合でも補償がないのであれば、治療費+αは頂きたいと考えています。

泉 亮介 弁護士 · Accepted Answer

具体的な資料を拝見した上でないと回答が困難なご相談かと思われますので、公開相談の場ではなく、個別に弁護士に相談されたほうが良いでしょう。

ただ、一般的には慰謝料や治療費等は症状固定日をベースに計算されるケースが多いです。

後遺障害認定されれば別途慰謝料の請求は可能ですが、後遺障害認定されずとも、入通院慰謝料の請求が認められるケースも多いです。