報酬に関する契約がなく、報酬単価が低く設定されている場合、下請法に違反している可能性があるのか

省エネ機器販売・施工会社で外交員として営業をしております。
報酬に関してなのですが、この会社に15年以上仕事しておりますが、『報酬』に関して一切契約(合意)はなく、事業主の口頭によるおおまかな報酬計算を伝えられているだけで現状至っております。
同業他社に比べても販売額に対して報酬の比率がとても低い。商品を売れば売るほど報酬単価が下げられる。工賃に対しての報酬も前月の売上規定が低いと減らされる。な下請法に反しているのでは?と感じております。
※過去には意見書を事業主に提出した経緯もありましたが、返答はありませんでした。

ここでご相談です。
①この件は下請法に反していますか?
②もし下請法に反してあるなら、過去の分の報酬を適切な金額を取り戻す事ができるか?
③今後、本件に対して弁護士さんをたてる場合の費用など。お伺いできればと思います。よろしくお願いします。

①この件は下請法に反していますか?
→ 下請法の適用があるためには、親事業者の資本金などいくつか要件があります。
 まず、参考で引用したサイト等を参考に、親事業者の資本金などの要件をみたすか確認してみて下さい。
 ※法務局などで全部事項証明書(登記簿謄本)を入手することで会社の資本金を確認することができます。

なお、仮に下請法の適用がない場合でも、参考で紹介したサイトの「独占禁止法ってどんな法律?」というコラムで説明されているように、独占禁止法の不公正な取引方法(優越的地位の濫用等)に触れる可能性があるかもしれません。

参考で引用したサイトでは、親事業者からの不当なしわ寄せを感じた際の相談窓口も紹介されていますので、問い合わせてみてはいかがでしょうか。

【参考】下請事業者を守る「下請法」親事業者との取引で困ったら相談を!(政府広報オンラインより)
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/202303/4.html