顧問弁護士がいると偽るのは違法ですか?

顧問弁護士がいると偽ることは違法でしょうか?
お金を借りていた相手方が唐突に「早く返金しろ」「自分の所属する会社に顧問弁護士がいるから裁判を起こす」と言うので、顧問弁護士の方とお話したいと言っても「お前に教える理由は無い」の一点張りです。正直話が通じないので、顧問弁護士の方と直接話したいと思っています。

「顧問弁護士がいるから裁判を起こす」というのは、そのままとると、顧問弁護士を代理人にたてて、裁判をするという意味でしかなく、裁判前の交渉を顧問弁護士に委ねるという意味ではありません。ですから、顧問弁護士と話したいといっても、相手は断ることができます。
相手本人と話が通じないなら放っておくしかないでしょう。
表題の「顧問弁護士がいると偽るのは違法か」ということになると、嘘は言っても、これといった損害は生じないので、刑事罰にあたるとか、不法行為で損害賠償の対象となるとも言えないでしょう。

顧問弁護士がいると偽ったとしても基本的には違法となることはありません。

また、顧問弁護士がいたとしてもご相談の件を顧問弁護士に依頼しているとは限らないため、相手が顧問弁護士に依頼をしていなければ顧問弁護士と話をすることはできないでしょう。

一括で返金を求めてきたとありますが、相手のそうした主張に理由がなければ、特に応じる必要もありません。