相手方弁護士の増額提示は脅迫行為に当たるか

不貞慰謝料を請求されています。
相手方弁護士が、「これ以上増額提示しないなら裁判して強制執行します」というのは脅迫にはならないのでしょうか。
ネットの情報や相場感からしても至極妥当な金額を提示しているつもりなのですが…
むしろ裁判になったら今より金額は下がってそれ以外の出費が増えるように思うのですが、そういう、ビビらせて金額を上げるやり方もあるのでしょうか。
それが普通なんですか?

>不貞慰謝料を請求されています。相手方弁護士が、「これ以上増額提示しないなら裁判して強制執行します」というのは脅迫にはならないのでしょうか。
→ 具体的な事案•事情•金額が定かではないため、あくまで一般論となりますが、双方の見解に差異がある場合に、代理人弁護士が、増額を求める交渉を行うこと自体は脅迫にはあたりません。
 双方が交渉で折り合えない場合には、訴訟提起により、裁判所の判断を求めることも、紛争解決の方法として認められています。
 むしろ、あなたの見立てとして、裁判になった場合には、相手方が支払を受けられる金額が低くなると思うのであれば、相手方代理人の交渉には応じずに、裁判を受けて立つ選択をなさるのも合理的な選択と言えるように思います。
 あなたとして、より正確な見立てに基づき判断したい場合には、お住まいの地域等の弁護士に個別に問い合わせ、直接相談してみることもご検討下さい。

回答ありがとうございます。
増額を求める交渉であれば、「こういう理由なのでもっと高い金額が妥当です」みたいになりそうなもんですが、多分もう出し尽くしたのか、上記のような増額の強要をされている感じです。
裁判となるとさらに時間もお金もかかってしまうし、何より早く終わらせたい気持ちがあります。

裁判になれば、時間•労力•費用もかかる等のお気持ちを抱かれるのはごもっともかと存じます。

現在の交渉状況に鑑みますと、大きく分けると、①そのような裁判リスクも踏まえて譲歩を行い合意を目指すのか、それとも、②裁判所リスクを踏まえても交渉には応じられないため、裁判での解決を目指すのかを選択することになろうかと思います(なお、交渉による妥結が困難と判断すれば、こちら側の意向にかかわず、相手側は訴訟提起することが可能なため、その点は留意しておきましょう)。

唯一の正解はないので、あなた側の事情•気持ちを踏まえ、交渉による妥結を目指すのか、裁判で決着をつけるのか等をご判断下さい。

>むしろ裁判になったら今より金額は下がってそれ以外の出費が増えるように思うのですが、そういう、ビビらせて金額を上げるやり方もあるのでしょうか。
それが普通なんですか?

詳細な事情がわかりませんが、
例えば、相談者さんが「早めに終わるならもう少し金額を上げていい」と、増額に応じるのを期待している可能性はあります。

他方で、不貞慰謝料の場合、気持ちの問題もあるので、弁護士としては増額について法律的にしっかりした根拠もないし、ここで応じた方が経済的にいいのにな、と思っていても
本人が絶対〜円ほしい、でなければたとえ金額が下がっても裁判したい、というケースもあります。
(経済的に見ればお互い時間も労力もかかった挙句に金額も増えない共倒れのような方針ですが、相手本人の気持ちの問題でそういう方針をとっている)

今後の対応としては3つくらい考えられ、
・現時点で譲歩してまとめにかかる(裁判をさけるのを最優先)
・訴訟提起を待ち、訴訟内で裁判官を挟んで話し合う(場合によっては、裁判官から判決しても分が悪いですよ的な説得があることも)
・判決まで争う
というものです。

どれがいいかはケースバイケースなので、
可能であれば近所の弁護士に相談に行き、詳しい事情込みで方針についてアドバイスを受けてみましょう。

特に、ネットで調べた情報が、本件でも妥当かどうか、あてはまるか、というのは聞いた方がいいと思います。

回答ありがとうございます。
確かに、配偶者には慰謝料請求せずわたしにだけ請求してきているようなので、気持ちの問題は大きいかも知れません。

ちなみに弁護士の登録番号みたいなものでその人の経験年数はわかりますか?

すみません、登録番号で年数がわかりました。
思った通り経験の浅い弁護士でした。

もう少し交渉してみます。
ありがとうございました。

うまくいくことを願っております。

これからの展開は色々考えられますが、
あまり強硬に主張してこられるようなら、どこかの段階で交渉を打ち切って、じゃあそんなに取れると思うなら裁判してください、
と言ってしまうのも一つの手です。

相手本人が本当に話が通じない場合、裁判の中で裁判官から言われないと納得しないケースもあるので。

またまた回答ありがとうございます。
「だったら裁判してください」と言ったら、反省していないとは取られないでしょうか。
どこまで強気に出てもいいものなのか分からないので、慎重に言葉を選びながら対応していて疲れます。。。

すみません、説明のためにざっくりした言い方をしましたが、
もちろん言葉を選びつつ、になります。

どこまで強気に出るかなのですが、可能であれば面談で弁護士に相談に行き、
いざ裁判になったらいくらくらいか、を前提に検討されると思います。

例えば相手の主張が、到底裁判では無理そうなら、ある程度強気でいい(相手弁護士も、裁判したらきついですよと説明すると予想される)
と思います。

裁判の見通しが立たないと、現時点での方針も考えづらいからです。
ネットで色々記事とか、相場とか書いてありますが、本件でどうか、は聞いてみないとわかりません。

回答ありがとうございます。
現在相手夫婦は離婚していませんが、離婚も時間の問題な気がしています。
なので裁判となると判決時に離婚が成立している可能性もあり、そうなると早めの段階で交渉で解決した方がいいのかなと言う思いがあります。
裁判がサクサク進むのであれば裁判でもいいのですが、見極めが難しいです。。。

そこの判断は悩みどころですね。

依頼するかは別にして、
詳しく事情を伝えて、面談相談に行くのが一番いい気がします。

少なくとも、ネットで断片的な情報だけから回答するよりは役立つと思われます。

増額提示しないなら訴訟を提起しますと言いつつなかなか訴訟に踏み切らないところを見ると、相手も訴訟は回避したいように感じます(最初に慰謝料請求されてからかれこれ2ヶ月半経っています)。
裁判になったら今より金額が下がることはわかっているんだと思います。

年内に決着を目標に頑張ります。
何度も回答いただき本当にありがとうございました。