成功報酬のコンサルティング報酬で、窓口先が先方と揉めている時の回収について

当社は現在、コンサルティング会社を営んでいます。

ある事業者(以下、A社)の補助金の申請・取得で採択されたら成功報酬を頂くという案件を、私の友人の別の会社(以下、B社)を挟んで受注し、2021年に採択されました。(請求の手続きはB社を通じて行い、報酬はA社とB社、B社と当社でやりとりすることになっていました)

ところが、2021年にB社に請求すると、B社より、A社が銀行融資がおりてから支払うと言われ、(これがまずかったのですが)まずA社とB社の問題が解決してからでもいいから支払ってほしいと伝えました。

2022年以降は、補助金が最終的に出てからということにA社とB社の間で話が変わり、もめるようになっていたようです。

そして、2023年になってA社に補助金が下りたようなのですが、A社とB社で当初の契約ややりとりを巡って揉め事が発生していて、支払いが済んでいない状況になっています。

私はA社に確認すると、あくまでA社とB社の問題だから、貴社はB社に請求したらいいと言われ、B社に確認すると、弁護士を通じて交渉もするから待ってほしいと言われました。しかも、挙句の果てには、裁判や法的手続きで回収してからでもいいか、または、回収できなかった時は取消もあり得るかもしれないがよいか、と言われました。さすがに、当社は役務の提供も終えており、A社とB社の問題は当社には関係ないので払ってほしいと伝えました。

当時、当社が温情も含め解決してからでいいからとは言ったものの、案件の本丸である補助金はA社も受給が終えており、当社のサービスの提供も完全に終えています。B社とA社の揉め事という落ち度によるものなので、現段階では当社に、当時の口での約束はあれど、B社に請求する権利はございますでしょうか?

B社社長とは以前からの友人なので、本当は法的な対応とかにはしたくないのですが、2年以上(その間もほとんど対応も督促もしていない模様)放置されてのこの反応ですので、今回は対応を考えざるを得ない状況です。

お手数ですがよろしくお願い致します。

B社に報酬請求できるかどうかは契約書がどうなっているかが全てです。
また、その他の場合既に手元に資金がなく回収できないことも少なくないでしょう。
目ぼしい財産がありそうなら「仮差し押さえ」という手続きを取るのが良いでしょう。
契約書の内容については契約書をもってお近くの弁護士にご相談されると良いと考えます。

ご回答ありがとうございます。

B社とはグループチャット内でのやりとりでの合意、先方も認識している当社からの条件を記した請求書、そして国に報酬を報告する義務があるので、その記載文書ですが大丈夫でしょうか?

契約の形式はチャットでも何でも構いませんが、大事なのはB社との関係では「成功報酬の発生条件」がどう合意されていたかです。
そこがなあなあではっきり合意できていないとなると、いざ裁判で戦っても一定程度負けるリスクがあります。

B社への請求にさきだっては、上記の条件と裁判に勝ったときの回収可能性の二つが揃って初めてペイしますので、その前提でご判断いただいた方が良いでしょう。

ありがとうございます。当社とB社、A社とB者も色々ありましたが文面その他で補助金着金時に支払うことで合意していまして、2023年8月に補助金は入金されています。ただ、A社はB社に不満があったようで、AB両社で支払いを巡り揉めています。A社は、当社は問題なく対応したのだから堂々とB社に請求したらよいとのことです。

繰り返しになりますが重要なのは私がお伝えした二点が揃っているかどうかです。
回収できなければ費用ばかりがかかってしまいますので、回収可能性がはっきりしなくてもやるとなれば、そこからは貴社の経営判断の問題となるでしょう。

ありがとうございます。
改めて先方の動向も含め確認致します。