高校三年生、盗撮(性的姿態等撮影未遂)で取り調べを受けています。退学は免れることはできませんか。
息子がカラオケボックスのトイレにビデオカメラを仕掛け店員が発見し警察に見つかりました。一緒に行った女の子を撮りたかったようです。しかしうまく写すことはできませんでしたが、位置情報から突き止められ警察が自宅までスマホを押収しに来ました。学校の友人がカメラを買って、一緒に計画したようです。
警察が学校に磁場聴取に来たりして、学校からは自主退学を求められています。本人は今まで真面目にやってきましたので、どうにか退学しないで済むことはできませんでしょうか。
学校側の退学処分の権限も無制限ではなく仮に、学校側が退学処分とした場合でも、少年側の弁明を聴く手続きがしっかりとられていない、処分が重すぎる等を理由に、学校側は裁量権を逸脱している、退学処分は無効と判断される可能性があります(現に、少年の非行事件等を理由とする退学処分が無効とされた裁判例もあります)。
学校側が退学処分の権限に制限があることをよく知らない場合も多々あります。裁判例などを踏まえた説明をしっかりすることで、学校側が退学処分を見送ることもあります。
また、学校側が話を聞こうとせず、無理矢理に退学処分を行った場合、裁判所に適切な申立てを行うことにより、退学処分の撤回や無効を目指すべきでしょう。
より詳しくは、弁護士に個別に問い合わせ、直接面談形式の相談をなさって下さい。場合によっては弁護士に依頼し、代理人として活動してもらうこともご検討下さい。