初犯、客引きで逮捕、不起訴となるためのご意見を教えてください

【相談の背景】
大学生の息子が居酒屋の客引きで逮捕されています。
(初犯、アルバイト数ヶ月目)

ちなみに社長も逮捕されています。

数ヶ月前、十数メートル、お客様の横を歩きながら客引きをしているところを動画撮影されており、今になって通常逮捕されました。動画とう証拠もありますから、社長も本人も罪を認め反省しています。現在、検察への送検前の段階です。

弁護士さんの話では、息子も深く反省しているとのこと。親としても、息子が社会にご迷惑をおかけしたことは申し訳なく思っておりますし、今後、二度と、このようなことが無いよう厳しく管理するつもりです。

一方で、就活を控える身でありながら、初犯で前科者になることは親としてなんとか避けたいと思っており、反省、再犯しない約束のもと、不起訴になる道を探しています。

【質問1】
罪を認め反省していること。客引きのバイトを辞めると約束すること。弁護士さんの意見書や、両親が監督下に置く約束の陳述書を書いて検察や裁判官に提出することで、不起訴になる可能性もありますか?
初犯でも罰金等で起訴されてしまうのは、どのような場合が多いのでしょうか?

【質問2】
現在、社長の顧問弁護士さんが、息子の対応もしてくださっています。ですが、客引きの共犯として逮捕されているわけなので、同じ弁護士さんだと検察や裁判官の印象に悪影響がある可能性もありますか?

======
補足:家宅捜索〜通常逮捕となりました。家宅捜索にいらした刑事さんの話では、警察の真の狙いは、この逮捕を機に社長の別件を調べたいという様子でした。当然、別件に息子は無関係ですが、警察の狙いがうまくいかない場合、息子の勾留まで変に長引くことを心配しています。

1. 不起訴の可能性はあるでしょう。また悪質な態様等でない限りは初犯の場合、反省し再犯防止策を行っていれば罰金とならないケースもあります。

2. それにより検察や裁判官の心証に影響を与えることはないかと思われますが、息子さんと社長との利益が反した場合は弁護を続けることができなくなる可能性はあるといえます。

ご回答ありがとうございます。少し安心致しました。本日送検されたはずですが、弁弁護士さんは意見書を提出してくださったそうです。明日裁判所には、弁護士さんの意見書と、両親の陳述書を提出してくださるそうです。ですが、やはり、勾留は避けられないと思ったほうが良いでしょうか?

また、息子と社長さんとの利益が反した場合とありますが、どちらかが罪を認めなかったり、お互いがお互いを悪いと言う。そういうケースのことでしょうか?お手数ですが、再度、お願いできれば幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます。

店側の捜査も兼ねて勾留されるケースが多いため、勾留の可能性はあるでしょう。店側との接触をさせないための管理監督の体制であったり、別件捜査のための勾留が違法であるとの主張を行い、罪証隠滅のおそれが払拭されれば勾留を免れることも可能でしょう。

利益相反についてはおっしゃるようなケースが起こり得るでしょう。

ご回答ありがとうございます。そうなんですね。店側の捜査とのことですが、同じく逮捕されている社長も認めて反省し、店舗運営を改善するとおっしゃっているようですが、それでも息子ともに勾留される可能性もあるということですね。

証拠は動画で撮られているので反論もしていませんし、息子は客引きのバイトを辞めると検察官にも伝えています。私達の陳述書でもバイトを辞めさせ、厳重に息子を管理することを陳述書で誓約しました。罪証隠滅といっても、今後、いちバイトですし何も関与することは出来ないですよね。

それでも勾留されるとしたら、別件捜査のためだと考えられるので、弁護士さんを通じて対応してもらうしかないということですね。

予定では、今日の午前に勾留判断となるのですが、不安で仕方ありません。
もし勾留を免れた場合は、前科がつくことはないのですか?

追伸でご報告です。先ほど、弁護士さんからご連絡いただき、勾留請求が却下されたそうです。あとは、検察官の準抗告、異議申し立てが無いことを願うばかりです。
いつ結論が出るかわかりませんが、待つことにします。

泉先生、お忙しいところご意見をいただき本当にありがとうございました。

基本的に交流会請求が却下された際にその決定に異議を出すケースは多くはないので、ひとまず安心はできるかと思われます。

勾留を免れた場合であってもそれと処分がどうなるかは別なので、罰金刑等の前科が付く可能性はあるでしょう。

お言葉の通り、異議は出ず釈放となりました。

そうですね。次は、呼び出し等にきちんと応じていけば、起訴猶予の可能性も残されているとのことなので、真摯に向き合うように息子に伝えようと思います。

ちょっとした油断が大きな出来事になってしまうことを痛感致しました。
息子と共に、きちんと考えていきたいと思います。
誠にありがとうございました。