父親からの性被害について

西暦1990年頃、私が20代のとき実家で両親と同居していました。当時、実家の風呂場は洗面所と繋がっており、そこにカーテンを取り付けて仕切りをして簡易な脱衣場にしていました。
私は会社員で片道2時間ほどの職場に通勤しており帰宅は午後8~9時頃で、帰宅後入浴するという日々でした。
ある日、入浴後そのカーテンの仕切りの中で身体を拭いているとき、洗面所にいた父親がカーテンの隙間からこちらを覗いているのに気が付きました。目が合った瞬間に父親は覗くのを止めて、洗面所から出て行きました。
私は何が起こったのか直ぐには理解できず、「まさか、そんな事はない、たまたま偶然だったんだ」と自分に言い聞かせ、自分の心にしまい込みました。
しかし、同じような事が数日続き「父は私の裸を覗いている」と確信しました。
父は小さい頃から私を可愛がってくれ、仕事熱心な優しい人でした。それ故に母や姉妹にも相談出来ず、私は逃げるように結婚をきっかけに実家から離れました。
それから数十年経ち、私は離婚して独りで暮らしてきましたが、経済的な理由や両親が80代と高齢になったのもあって、再び同居することになりました(昔暮らしていた実家ではなく、両親はマンションに住んでいます)
父は高齢で持病もあり、今は覗きのような行為はありません。昔私にした行為を覚えていないかもしれません。
でも私は父と同じ屋根の下で暮らすことになって、あの時の記憶が蘇り、毎日が苦しくて仕方ありません。
昔の父の行為を裁きたいわけでも今更父に謝って欲しい訳ではありません。
でも、あれは性加害にならないのか、知りたいのです。あの時から私は自分自身が汚された、自分が汚らしいとずっと感じています。
もしあの父の行為が何かの罪になるなら、私は自分自身を少し許せるのではないか、と思っているのです。
自尊心を取り戻したいのです。どうぞよろしくお願いいたします。

軽犯罪法に触れることとプライバシー侵害ですね。
あなたは性に多感な年齢だったので印象深かった出来事なのでしょう。
父親の当時の気持ちはわかりませんが、このことは忘れてるでしょう。
単純に気の迷い、一過性の出来事と思います。
あなたのこころが傷ついたのでしょうが、あなたが解放されるために、
父親を許したほうがいいでしょう。
汚された、汚らしいと思ったあなた自身も、許したほうがいいでしょう。
それが賢明な方法だと思います。(私見)

内藤先生、ご回答ありがとうございます。
私自身も、あれは一時の気の迷いだと、父と自分を許すことが出来れば良いと思っていますが、それはとても今すぐには難しいことなのです・・でも罪名を教えて頂いたことで、私は悪くない、自分を責めなくてもよいと思うことができました。
どうもありがとうございました。

昨今、ジャニーズ事務所の性加害について報道されています。どのような内容であっても、被害を受けた当事者は傷付きます。当事者にしか解らない苦しみです。加害者が例え一時の気の迷いで性的加害を行ったとしても、受けた側には治らない傷が心身に残り、被害者を苦悩させます。やはり私は許すことができない、許せと言われてもそれは被害者が黙って我慢しろ、ということにしか聞こえません。