ある程度は絞り込めるが、誰に対してかを特定することはほぼ不可能な誹謗中傷の書き込みについて

インターネット上での名誉毀損や侮辱などの誹謗中傷についての質問です。
これらの誹謗中傷は第三者から見てどの個人に向けてかわからないものや不特定多数に対するものは開示請求や訴えることができないと聞いたので、フェイク込みで質問したいことがあります。

例えると、十数人規模のなんらかの小さなサークルがあったとします。
そこに対して「あのサークルと周りの仲良い奴らに人間性を疑うような人がちらほら混ざってる」のような書き込みがされた場合、小規模なサークルのため誰に対して言われたかある程度絞り込めるし、見る人によっては誰に向かって言ったかがそれなりに目星はつくかと思います。
しかし、ある程度絞り込めるとはいえ「ちらほら混ざってる」と言う文から複数人に対しての言及ですし、どの人に対してかは結局この文のみから特定は無理だろうと思います。

このようなケースの場合は名誉毀損や侮辱罪などは適用できないのでしょうか?それとも適用できるケースなどはあるのでしょうか?

このようなケースの場合は名誉毀損や侮辱罪などは適用できないのでしょうか?

→サークルに独自の名誉を観念できる場合を除けば、そのように思います。

ご回答本当にありがとうございます、参考になりました。
不躾ながらもう少し質問させていただきたいのですが、名誉毀損や侮辱にあたらないということはこのような文は情報開示請求もできないという認識で間違いないでしょうか?
また「サークルに独自の名誉を観念できる場合」について気になったのですが、こちらに関しては何らかの条件があるのでしょうか?それとも裁判官などの判断に委ねられるようなこれといった決まりがないようなものなのでしょうか?

不躾ながらもう少し質問させていただきたいのですが、名誉毀損や侮辱にあたらないということはこのような文は情報開示請求もできないという認識で間違いないでしょうか?

→名誉毀損や侮辱は刑事で、開示は民事なので、少しずれるところもありますが、基本的にはご指摘のとおりと存じます。

また「サークルに独自の名誉を観念できる場合」について気になったのですが、こちらに関しては何らかの条件があるのでしょうか?
それとも裁判官などの判断に委ねられるようなこれといった決まりがないようなものなのでしょうか?

→ケースバイケースで判断されますが、基本的に、いわゆる「権利能力なき社団」ような団体でなければ独自の名誉を観念しづらいように思います。

再びご回答ありがとうございます。自分では調べてもよく分からなかった部分もご教示いただけてすっきりしました。
今回は本当にありがとうございました。