退職後に過払いされた給与について、全額返す必要があるのか、また返金に際してレシートが必要か

退職した会社から給与の振込がありました。自分が想定していた額より多かったですが、夏ということもあり賞与が含まれているのかなと思い特に疑わず、全額おろしてから使っていました。後日会社から電話で給与を間違えたと連絡があり、そこで給与の過払いが発覚しました。しかしもう手をつけてしまっていて全額ありません。知らなかった場合全額返さなければならないのでしょうか。残っている分だけ返せばいいのでしょうか。また、返す場合、使ってしまったお金はレシートを証拠として必要になってくるのでしょうか。レシートは破棄しているためありません。

誤振込のようなご事情であれば、過分に振り込まれている部分については民事上全額の返金が必要です。

双方が誤振込に気付かなかった(それによって一部を費消してしまった)というのは民事上の返還義務とは無関係です。

会社としても誤振込だったから仕方ない(返済を諦める)という対応は通常できませんので、裁判などを通じてしっかりと回収を試みてくると思います。現時点において払い過ぎとなっている部分について一括の返還ができない場合は、支払い時期や分割払いについて会社側と交渉をしてください。

お忙しい中ありがとうございます。連絡してみたいと思います。