今回のケース、「前歴」「前科」になるのか?

数ヶ月前、とあるトラブルを起こしてしまいました。その際、相手側から「お金を払うか、警察に(私を)通報するか選んでください」と言われ、お金を下ろして相手側に渡しました。

その夜に弁護士の方に相談・依頼し、翌日弁護士の方が用意してくれた示談書にサインしました。内容は「これ以上(相手側は)お金を請求しない」「(私を)訴えることはしない」「双方の守秘義務」…といった内容と記憶しています。相手の方のサインも後日弁護士の方が貰ってくれ、写真にて確認しました。

終始当事者と弁護士の方とで話が進み、今日に至るまで今回の件で警察署に赴いたり警察の方と直接話したり電話がかかってきたりということはありません。

そこで質問なのですが、今回私が起こしたトラブルは「前歴」、さらには「前科」にはなってしまうのでしょうか?

また、今回のケースが「前歴」「前科」にならないとしても、起こった事実は警察が何らかの形で把握していたりするのでしょうか?就職等で明るみになってしまうのではないかと心配です。よろしくお願い致します。

ワンオネスト法律事務所の弁護士の吉岡一誠と申します。
お伺いした事情ですと、警察から相談者様のもとには一切連絡が来ていないということですので、本件のトラブルについて警察に被害届は出されていない(あるいは相手方が警察に相談に行ったものの事件化されなかった)ということでしょうから、相談者様は単に相手方との間で民事上の和解による解決をしただけであり、特に前歴や前科の心配はないでしょう。
また、トラブルの詳細は存じ上げませんが、一般論として、和解をしているということであれば相手方が警察に申告するということはないでしょうし、仮に申告したとしても今後捜査が開始されるという可能性は低いでしょうから、ご安心していただいて良いのかなと思います。

吉岡様、素早い回答ありがとうございます。

警察の介入の有無が「前歴」かどうかを決めるということなのでしょうか…。「示談金にる解決」は法的な刑の執行ではなく、民事上の和解の解決という認識であっていますか?

また、重ね重ね恐縮ですが、今回の件は警察の何らかのデータには残っていないと考えてよろしいでしょうか?

その理解で問題ございませんので、差し当たりご安心いただいて良いかと思います。

回答ありがとうございました!

データには残らずとも、反省の心はしっかりと胸に刻み前に進もうと存じます。