娘の妊娠に関する支払い開始の得策について
娘が妊娠していました。
相手には生理が来ていた事は、口頭で話したのですが、特に何も言ってこず親にも相談出来ず、堕胎出来る時期も過ぎてから言われました。
相手側と話し合いをしていて、胎児認知はしてもらってます。
で、公正証書を相手側に原案を見せた所、急に態度を急変して、一方的にメールで養育費の支払いと期限は承認する。公正証書については拒否するというようなメールがきて、産まれたらメールをください。支払い開始しますと言う様なメールです。
これで支払い開始してもらうのが得策なのでしょうか?
ワンオネスト法律事務所の弁護士の吉岡一誠と申します。
滞った際に速やかに強制執行等の申立てをすることができるという点では公正証書まで作成できればそれがベストではあるでしょうが、公正証書を作成するには相手方の協力が必要ですし、相談者様側としても裁判手続のコストをかけるよりもこのまま任意に相手方に支払ってもらうほうが経済合理性があるといえるでしょうから、どうしても相手方が公正証書その他の合意書等の作成に応じないようなら、差し当たり相手方の意向に沿って出産後に支払いを開始してもらうということでも良いかと思います。
なお、万一相手方からの支払いが滞った場合には、従前の支払実績を証する資料(口座の履歴など)や合意した養育費の金額・支払条件に関する相手方とのLINE・メールのやり取りなどを証拠として、裁判所に訴訟や審判を申立てて、裁判所の支払命令が下れば、強制執行等の手続きを申立てることができます。
以上、参考になれば幸いです。
参考になりました。
ありがとうございます
補足ですが、もし将来的に相手方に対して裁判を起こす際には、相手方の氏名+住所または氏名+勤務先の情報が必要になります。
氏名と携帯番号が分かっておれば、弁護士であれば携帯キャリア(ドコモ、ソフトバンクなど)に対して住所情報の開示を求めることができますが、解約されてしまって一定期間が経過すると登録情報が抹消されてしまい住所の特定ができなくなってしまいます。
したがって、このまま公正証書等の作成をせずに支払いを開始してもらう場合でも、住所はきちんと確認しておいた方が無難でしょう。
相手側の住所、家は確認しております。
色々、ありがとうございます。