"元交際相手が20万円の返済を拒否・相手が裁判を起こす可能性がある場合の法的責任について相談"
半年前に交際していた彼に20万円を貸しています。当時は返済されなくても良い気持ちで渡していましたが、本人より頑なに返済すると言われていました。
(借用書はなく、LINEのやり取りの記録のみスクショで保存済み)
その後、彼がマッチングアプリをしていたことをきっかけに破局。(私から一方的に別れました)
返済期間を過ぎても返済がなかった為、友人経由(私の連絡はブロックされているので)で返済を催促。
その後本人から連絡が来ましたが、「別れたせいで精神的に病み休職や通院をしている。休職期間の給料や病院費用を支払ってくれ、裁判も起こす」と言われました。
相手の両親に相談すると休職・通院している様子はないとの事でしたが、断定はできない状況です。
この場合
①20万円の返済を求めることが出来るのか
②裁判を起こされた場合、私に支払い責任が生じるのか
ご相談したいです。
ワンオネスト法律事務所の弁護士の吉岡一誠と申します。
LINEのやり取りの中で20万円を貸し付けたことと、相手方が返還を約束したことが読み取れるようでしたら、裁判を起こして返還を求めることができるかと思います。ただし、LINEのやり取りの中で返還不要である旨を告げている場合、「贈与」と認定されて、返還請求が認められない可能性があるため、注意が必要です。
なお、本件の事情の下で、破局後に相手が相談者様に対して賠償請求をすることはできないでしょうから、その点はご安心いただいて良いかと思います。