声優事務所退所後の契約解除に関する金銭問題及び社長からのメッセージの法的評価について

今年の4月からとある声優事務所に通っていた者です。

個人的に、その事務所の方針や人間関係に不快を抱き(精神的苦痛)、このまま毎月レッスン費を払い続けるくらいなら…と思い、5月いっぱいで退所することを決断しました。
退所する際には、マネージャー、社長と1:1で対面してお話しましたが、渡された書類にサインをして終わりでした。(ここまでは5月中に完了しております)

すると、6月6日突然社長から某メッセージアプリでメッセージが届き、後ほど送る文章を読んでほしい、お母様の連絡先を教えて欲しいと言われ、とりあえず従いました。
(後ほど送る文章と言われましたがその後音沙汰がありませんでした)
そして、7月27日再び社長からメッセージが届き、会社の取締役会、顧問弁護士に報告して解約に関しての手続き開始に承諾を得たとのことでした。その後、解約にあたっての契約に関する金銭問題をどうするか、これらについてまた直接会って話し合いたい、とのことでした。
退所についての書類にサインをした日、このことについて社長からは一切お話がありませんでした。
ですが、契約書に再び目を通すと、

1. 甲が芸能活動について乙に独占排他的にマネジメント業務を委託する期間(以下「所属期間」という) は、本契約締結日から起算して 3 年間とする。
2. 本契約期間中、甲は、月額 3 万 5000 円(消費税別)の所属費を乙に支払うものとする。 甲が、乙の事前の許可を得ることなく所属費の支払いを 3 ヶ月分滞納した場合、乙は甲の残りの所属期 間分の所属費を甲に一括請求出来るものとする。

というように記載されていました。
(入所手続きの際に契約書にはサイン済みです)
月額3万5000円×3年間で126万円です。
私が退所を決断した際、改めて契約書に目を通さなかったのが一番の原因ですが、対談する際に社長からこのことをお話していただけていれば混乱を招くこともなかったのではないかと思っています。
そのことについて社長は、
「退所するのはあなた自身の意思なので構いませんが、勿体ないと思いますので頑張ってみませんか?とお伝えしたかと思いますが…」
とのことでした。
私はてっきり、折角事務所に入所できたのだからもう少し頑張ってみませんか?という解釈をしていましたが、正しくは「(退所しても契約分のお金は払わないといけないのだから)勿体ないと思いますので頑張ってみませんか?」ということだったみたいです。

現在私は、社会に出たばかりのフリーターです。毎日朝から晩まで仕事漬けで忙しい中、社長のメッセージに返事をすることができず、久しぶりの休日に返事をしようとメッセージを開いたところ、
「まずはお話し合いがしたいので早めにお返事をお願い致します。こちらも会社として動いていますので、弁護士が出てくる案件になってしまいます」
「あまりに連絡がつかない場合、親御さんに連絡し、弁護士から通達します。書類、あなたとの契約書はありますので放っておきますと最終的に裁判になりますから、その前にあなたのことを考えてお伝えしています」
というように、半ば脅しのようなメッセージが送られてきていました。
私もすぐにご返信できなかったのは悪かったですが、それにしてもこのようなメッセージを送ってくるというのは、法律上脅迫罪などには該当しないのでしょうか。
また、社長として対面でのお話の際に今後の流れや契約の話(金銭問題など)を一切せずに、今頃になってその話を持ち上げるというのは一会社の社長として許される行為なのでしょうか。

長々とご相談して申し訳ございませんが
纏めますと、
契約書にサインをした限り、126万円きっちり払わなければいけないか。
社長のメッセージは法律上問題ないのか。

現在進行形で社長とご連絡をとっております。
何卒ご回答よろしくお願いいたします。

お問い合わせいただきありがとうございます。
会社へ126万円を支払わないとならないかどうかに関しまして、退所時にサインをしたという書類はどういう内容のものだったのか教えていただけますでしょうか?
また、こちらの書類については控えなどをお持ちでしょうか?

ご回答ありがとうございます。
退所時にサインをした書類の控えは渡されておりませんので、現在所持しておりません。
また、とりあえずこれにサインしてくださいのように社長に言われ、満足に文面も読むことができませんでしたので内容も分かりかねます。
折角ご回答していただきましたのにお答えすることができず大変申し訳ございません。

お返事いただきありがとうございます。
退所時に取り交わした書面の内容にも結論は左右されうるのですが、所属費の支払等を定めた契約内容を吟味することで相手方からの支払を拒絶する余地もあるかと考えています。
もしよろしければ弁護士との個別相談もご検討ください。
詳細な契約内容について、もしこちらでお話する際は非公開メッセージをご利用いただくことをおすすめいたします。

ご返答ありがとうございます。
個別相談の推奨もありがとうございます。
こちら書面の控えやその際の音声データなどの証拠も一切なく、所持しているのは契約時の電子契約書と社長とのメッセージのやり取りのみとなっておりますので、その少ないデータのみで対処できますでしょうか?

はい、お持ちの資料を吟味することで、初回の相談である程度の方向性は見えるのではないかと考えています。