賃貸契約中の建物売却に関する問題について相談したい
株式会社経営をしています。事務所の建屋(3階建て)と倉庫(2階建て)を所有しており、事務所の2階部分と倉庫の1階部分を他の法人に賃貸しています。高齢となったため会社を廃業して事務所と倉庫の建物も売却したいのですが、賃借人がいるため、どのようにしたら良いか悩んでおります。
賃貸借契約は事務所・倉庫用として期間は平成28年2月1日より平成33年1月31日まで5年間の契約、期間満了時は双方異議がない場合は自動更新となっており、現在は期間の定めのない契約になっておると思われます。中途解約に関する条項は、賃借人から6ヶ月前に賃貸人に意思表示すること以外に特にありません。
賃借人は私が廃業する予定であることは知っておりますが、具体的な交渉などはまだ行っていません。
賃貸部分は冷蔵庫など電気や水回りの施工もしてあり、撤去も容易ではなさそうです。どのように進めていくのが良いでしょうか。やはり立ち退き料も相当額必要になってきますでしょうか。
方針としては、例えば、以下の3つが考えられますが、それぞれの方法で考慮すべき点があります。
①賃貸人付きの状態での物件の売却
→ 希望する買主が見つかるか
②賃借人への売却
→ 賃借人が購入を希望するか
③賃貸借契約の終了•賃借人の立退後に物件の売却
→ 借地借家法上、更新拒絶には正当事由が必要とされており、正当事由をみたすか(立退料の支払を要する場合が多い)
一度、売却先候補等については、お住まいの地域の不動産業者等に、売却に関する法的問題点等についてはお住まいの地域の弁護士等に相談してみてはいかがでしょうか。
ありがとうございます。
売却先の相談は不動産業者に相談してみます。賃借人には購入してもらえないかの話を持ちかけたことはあるのですが、再度交渉してみようと思います。