貸主から購入するか退去するかを迫られています
14年間家賃を払ってきた賃貸戸建の貸主から今年の3月に、火災保険の更新時期で売却しようと思うが、ずっと借りてくれているお宅に(借主)先に買う意思があるかの確認と、もし買わない場合は退去して欲しいとの話がありました。
元々知り合いの紹介での個人間での賃貸で、契約書も貸主が作成したもので、当時住むところを急に探す必要がある資金面でも困っておった父が契約していたものを父が亡くなり弟が新たに契約した形になっています。家賃は近辺の相場を払っています。(少し高め)
今回のことで契約書を私自身初めて見たのですが、貸主側に有利な内容での契約書に、何も知らない弟がハンコを押してしまっているような状況です。
この14年間の間にも、最初に貸す時にエアコンを新調したばかりで、外したりするとお金がかかるから置いていくからエアコン代として10万円請求されたり貸主の娘が結婚してそこの家をリフォームして済ませるから出ていって欲しいとか、やっぱりそれはやめとくとか、テレビアンテナが台風で折れた時も修理は借主側でやるのが当たり前だとか、お風呂の蛇口のパッキンが経年劣化でダメになり修理をお願いしたら、積水ハウスはメーカー修理じゃないとダメで高いからできないとそのままにされたり数々の理不尽な対応でしたが、なにぶんこちらが裕福な状況でなく他に住むところを探す余裕もなく、従うしかありませんでした。
そして今回家を購入するか、出ていくかの選択を迫られ、元々貸主に対しての印象も良くなく最初は私たち家族には購入すると言う考えには至らず、貸主に買えないとの意思を伝えました。
それならば、半年以内に退去するよう求められ仕方なく次に住む所を探していました。
兄弟間でいろいろ相談をするうちに父の思い出もあり、なんとか資金をかき集めてでも購入しようとの話になり、もう一度貸主に購入できる話ができるか連絡を取ってみることになりました。
貸主にその旨伝えて、アポイントを取り話をしに行ったところ、購入してもらうことについては歓迎しますとのことで、値段の話になり、あらかじめ不動産屋に査定をしてもらった金額を提示されました。
大体の近場の相場からいくとかなり高い査定金額で、屋根も防水塗装などここ14年の間手入れもされておらず日焼けして苔も生えてる状況で、基礎も亀裂が入ったりしている現状で購入して長く住むにはかなり修繕費用もかかることもあり、なんとか少しでもお安くしてもらえませんかとお願いして、貸主からは一週間お返事待って欲しいと言われました。
一週間十日しても連絡がなく、こちらから連絡をしたところ貸主のご主人から一方的に不動産屋の言われた金額でお願いしますと言われ、交渉の余地もないまま電話を切られました。
その金額で買わなければ出て行けとのことだと解釈するしかありませんので、引越し先を探してなんとか見つけましたが、どうも心情的に長年の貸主の対応などに腹立たしさを感じます。
8月末の退去、明渡予定ですが、明け渡しの時には元通りの状態にするようにも言われています。
修繕費用なども借主側が全て持つような賃貸契約になっているので原状回復費用も高額請求されそうで不安に感じています。何か法に基づいて対応はできないものでしょうか?
相談に乗ってくれる専門家の方を探しています。
長文になりましたが、よろしくお願いします。
そもそも、家主から「契約を解除するから出て行ってくれ。」ということ自体が簡単には認められません。
相談者としては、退去も買取も拒否して住み続ける選択肢や、退去するからある程度の立ち退き料を支払えと主張する選択肢があります。
詳しい契約書や、建物の性質などを確認する必要がありますので、個別の法律相談に行ってみる方がよいでしょう。