Twitterでの投稿による被害届とIPアドレスの開示請求についてというタイトルが適切です。

TwitterのTLで女の人が裸になっている写真が流れてきて、感情的になって「キモイ死ね」と引用リツイートしてしまいました。
裸になっていた人からDMで、
「弁護士を通して然るべき措置を取ります、ipアドレスや登録内容をもとに警察にも被害届けを出します」と言われました。
すぐ投稿は消しましたが、その方からはブロックされているので連絡の取りようがありません。

脅しだと思っていましたが、本当に訴えられていたらどうしようと思ってすごく怖いです。
自分でも色々調べてるのですが、分からないことが多いです。
開示請求などは届くのでしょうか

こんにちは。上記ご質問を拝見しました。

以下、一般論ではありますが回答させていただきます。

投稿主からTwitter社及び携帯会社等の接続プロバイダに対する発信者情報開示請求がされた場合に、裁判所から直接何かの書類が届くことはありません。

しかし、Twitter社から発信者のIPアドレスの開示を受け、次に投稿主が携帯会社等へ発信者情報(氏名等)の開示請求がなされた段階に至ると、携帯会社等から発信者に対して意見照会手続がなされることになります。
この意見照会手続は、携帯会社等から発信者に対し、自己の情報が開示されることに同意又は不同意の回答を求める手続です。
発信者は任意で同意又は不同意を選択することが出来ますが、不同意を選択した場合であっても、その後の裁判上の手続を経て、裁判所が開示すべきと判断した場合には、発信者情報が開示されることになります。

上記を経て発信者情報が開示された場合、投稿主から発信者に対して、名誉毀損に基づく損害賠償請求訴訟が提起される可能性があります。この訴訟提起がなされた場合には裁判所から発信者に対して、訴えられていることを示す書類(訴状等)が届くことになります。
なお、訴訟提起ではなく、法律事務所等から弁護士名義で損害賠償を請求する内容の書面(内容証明郵便)が届くこともあります。

投稿主は警察に被害届を出すとも発言しているようですが、上記の発信者情報開示手続と警察への相談(被害届の提出や刑事告訴)は別物になります。
この場合には、警察が独自に発信者情報を調査を行い、発信者情報にたどり着いた場合には警察から連絡が入る可能性は考えられます。