離婚調停前の別居中夫婦 相手方名義の預金無断引き出し
高齢の父母が別居して数ヶ月になります。
父が有責者で母側から離婚請求を行う予定です。
お互い自分名義の預金を管理していますが、最近、母名義の預金を父が無断で多額下ろした事が判明しました。
口座はすぐに凍結しました。
父が引き出した金額の履歴明細もあります。
まず、この行為は不法行為になりますか?
引き出した預金は、法的に返却させる方法はあるのでしょうか。
返してくれない場合、その分は離婚調停での財産分与の際に、父が既に取得済み=父名義の預金額に上乗せできるのでしょうか。
どうすれば良いのか分からず途方に暮れています。
ご質問ありがとうございます。
お母様名義の預金が、離婚に際して財産分与の対象になるものか否か等、詳細が不明ですので、一般的な回答となりますが回答させていただきます。
通常、財産分与の対象になる共有財産を別居の際に持ち出した場合は、不法行為等にはならず、
財産分与や婚姻費用の問題として解決することになります。
ご記載の内容からは、上記の場合にそのまま当てはまるわけではなさそうですが、
同じ考えが妥当すると考えられます。
財産分与の際にどのような主張をすべきかを含め、可能であれば、お母様と一緒にお近くの弁護士に直接相談して、アドバイス等を求めることをお勧めします。
ありがとうございます。
引き出した預金通帳には、母のパート代と自分の兄からの遺贈分が入っていました。
父もそれは知っており、別居解消を促す為に母に書いた手紙に自分で明記しています。
ただ、特有財産分を証明する書面がないので、共有財産になると思います。
財産分与の際に引き出した分が父側管理の共有財産になるかを心配しています。