兵庫県西宮市の私立小学校での校内暴行事件に関する民事訴訟の相談」というタイトルが適切です。

2022年11月に、私の息子が兵庫県西宮市内の私立小学校の校内で同級生の父親に暴行され、被害届を出して結果的に起訴猶予付きの不起訴となりました。
 加害者は医師で、息子に対し、壁に身体を押し付け、暴言を浴びせ、校内を腕を引っ張って連れ回し、連れ回した先で壁に身体を押し付けそこで加害者の指で息子の胸を10回ほど突きました。
全治5日の怪我とその後精神科においてPTSDと診断され、現在も通院中で、学校を辞めたいと言っております。
 この件について、まともな謝罪もなく、医療費についても支払う意思がありません。民事裁判を起こしたいのですが、弁護士を雇っても足が出るかもしれないと言われ、本人訴訟を検討しています。
 ご助言のほどよろしくお願いします。

>起訴猶予付きの不起訴
不起訴については、起訴猶予で不起訴になるほか、証拠不十分で不起訴になる場合があります。「起訴猶予付き」とは少し違います。

>まともな謝罪もなく、医療費についても支払う意思がありません。
相手方から何も言ってこないという趣旨でしょうか?
そうであれば、書面で請求すればいかがでしょう。
請求しても支払わない意思を明確にしているのであれば、別途の手続きが必要になると思われます。

>弁護士を雇っても足が出るかもしれないと言われ、
弁護士と委任契約を締結した場合は、弁護士に費用を支払う必要があり、その費用は事務所によって異なりますが、訴訟となるとそれなりにかかります(求める金額の大小にかかわらず手間はかかるので)。
他方、この案件ですと、完治までの期間によりますが、そう大きくならないかもしれません。よって、マイナスの可能性はあります。
また、不起訴なので、警察が取り調べた資料を取り寄せることができません。仮に相手が、行為と怪我との因果関係に関する重要な事実について否認した場合、証拠を集めるのも、容易ではない可能性があります。
損害額については、怪我の治療費は明らかと思います。精神的損害は、怪我について請求する側としては、刑事事件の罰金額が一つの目安になるでしょう(傷害の罰金が30万円程度なので、それ以上)。
身体のケガとは別にPTSDを主張する場合は、因果関係、損害の立証が大変そうです。

>本人訴訟を検討しています。ご助言のほどよろしくお願いします。
ご本人で頑張るということですので、「本人訴訟」などのタイトルでamazon検索し、一冊購入して、書式等を参考になさってください。
ネット上にも有益な情報はありますが、情報が断片的なので、役に立ちそうでたたないと思われます。
訴訟を一人で進めることは極めて困難だと思いますが、どこかで金額的に妥協できるなら、その時点で和解も検討することになるでしょう。
なお、PTSDの症状があり、それがまさに暴行が原因で、かつ、治療に長期を要する場合は、専門家に依頼してきちんと請求しなければ、トータルで大きなマイナス(お金、精神的、時間的、家族関係、生活全体)になりかねません。
ここは、慎重に判断なさってください。