リフォーム工事 契約破棄の件

はじめまして。

弊社は、リフォーム請負いをしております会社です。自社で職人を雇っている訳では無く、全て下請け業者へ依頼しており、弊社の立ち位置としましては現場打ち合わせ、下請け手配、現場管理をしております。

今回ご相談させて頂きたい内容を時系列にして箇条書き致します。

•私が昨年12月まで勤めていた会社で約700万のリフォーム案件を受注。
※昨年9月に受注し9月着工。
当時は今年の3月に完了予定。
※請負契約書は無し。

•着手金30%を顧客から、前職の会社へ入金済。

•私が12月で退職し独立するので、この案件をどうするかを前職社長へ相談したところ、私が引き続き請負って欲しいと打診され承認。
※書面で残っている証拠は無し

着手金が前職へ入金されているので、それまでにかかった費用は、前職から下請け業者へ支払い、昨年12月から完了までかかった費用は、私の新会社で支払いをしていくという条件。

※顧客も上記内容を承認し、前職会社から私の新会社への発注を承認。

※書面は無し。

•今年1月上旬、前職会社が破産手続き開始。
※私が退職するまで、破産手続き開始する事は知らされていなかった。

•前職会社の代理弁護士から、約700万の案件を発注して頂いている顧客へ、請求書も発行されていないにも関わらず中間金の支払い催促状が届く。
※私が引き続き請負うという話をしていたはずなのに、中間金の催促をされています。

•顧客から代理弁護士へ問い合わせした所、上記のような私が引き続き請負うという話は聞いておらぶ、支払ってもらわないといけないと言われる。
顧客は、代理弁護士に対して破産手続き開始して工事も出来ないのに、支払う事は出来ないと回答。

•代理弁護士からは、破産管財人がついてから精査すると言われ、約半年が経過。
※現在も管財人は選任されていない。

•現場に関しては、一旦私が全て立て替えて、引き渡しまで完了させています。

•顧客は、私に代金を支払いたいが、現在このような状況になっているので、どうしたら良いか分からないという事で、支払いを保留してもらっています。

以上箇条書きではありますが、現在このような状況で、いつ選任されるか分からない管財人を待つのか、それとも管財人が選任されていない状態で契約破棄の書類を前職会社の代理弁護士へ、顧客から送付しても良いものか、分からない状態です。

私自身も500万ほど、立て替えている状況で金銭を早く受け取りたいというが本音です。
※本来であれば、管財人が選任されるまで現場を止めて、進めるべきなのかもしれないですが、現場の状況的に現場を止める事ができませんでした。

またアドバイス頂けますと幸いです。

分かりにくい点はご質問下さい。

宜しくお願い致します。

お困りのことかと思います。ご相談の案件は,投稿のやり取りで方向性を見出すには複雑な案件であるため,下記をご参照いただき,不明点はお近くの弁護士にご相談されることをお勧めいたします。

まず,令和4年12月以降の注文主からの発注について,貴社が請け負ったと言えるかが問題となります。
書面でのやり取りはないとのことですが,前職の会社との着手金の清算についてどのように合意していたのか,メールなどは残っているか,職人への発注は12月以降誰が行っているか,貴社と注文主との間のやり取りが残っているか等を弁護士と相談しつつ検討する必要があります。

貴社が下請け,前職会社が元請という法律構成だと,貴社が立て替えて支払ったお金は,破産債権としてほとんど回収できなくなる可能性があります。

あくまで,令和4年12月から貴社が請負人になったと言えるだけの証拠が揃っているかがネックとなるでしょう。

上記ご参照の上,詳細は,一度お近くの弁護士にご相談されることをお勧めします。
なお,あくまでご提供いただいた事実関係を基に回答を作成しておりますので,ご相談の結果方向性が異なる回答となる場合があることをご了承ください。