競業避止義務について

現在勤務している会社の就業規則に「離職後6ヶ月間は、日本国内において会社および関連法人と競業する事業又はそれに類する事業に勤めてはならない」と、退職後の就業避止・機密保持義務として明記されています。しかし、自身のスキルアップのため同業への転職も視野に入れています。

質問1:こちらの効力はどの程度でしょうか?
参考:役職なしの一般社員、賞与、退職金なし

質問2: 転職先にこの就業規則について伝える必要はありますか?

退職後の競業避止義務については、職業選択の自由があるため、限定した範囲でのみ認められます。有効性の判断においては、競業禁止の期間、場所的範囲、制限対象となる職種の範囲、代償措置が考慮されます。
相談者のケースで競業避止義務が有効であるか否かについては、個別の事情を細かく聞かなければ判断できない部分があります。
一般論としては、勤務先で得た知識やノウハウを使って顧客を奪うような関係でなければ、問題にならないと思います。

転職先に伝えるか否かも、上記有効性次第だと思います。

具体的事情次第であるため、個別の法律相談に行くことを推奨します。