イベント業の業務委託でかかった経費の支払いを拒否されてしまっており、今後の対応方法を知りたい。

今後の対応方法を教えていただけますと幸いです。

昨年5月頃に、7月にイベントを行うため、A社(紛争中に架空会社で会ったことが判明)からイベント制作(演者や業者との連絡・タイムテーブル作成・告知フライヤーデザイン作成等業務)及びプロデュース業務を行なってほしいと依頼されました。
その際条件等詳細は以下でした。
・B社との共同主催で行う。
・報酬は利益の30%。
・チケット販売は主催者側で手配。売上金も主催者へ入る形。
・私(質問者)は制作・プロデュース業務の業務委託であるため、赤字(経費)の負担はなく、主催者にて負担。

上記条件を了承し口頭契約にて引き受け、イベントを実施致しましたが、主催者側で手配予定だった目玉出演者が出演不可になったこともあり、チケットのキャンセルが大量発生、また売り上げも伸びず計500万円近くの赤字となりました。
今回かかった『経費』をA社B社へそれぞれ250万円ずつ請求し、A社は支払いましたがB社が支払いを拒んでいます。
内容証明郵便送付ののち、先方の弁護士経由で話し合いの場が2時間ほど設けられましたが、先方弁護士から一方的に下記言い分を伝えられ、支払いをする意思がB社にはないため以降の交渉はしないと言われました。

B社の言い分
・こちらに請求される覚え(証拠となる条件のやりとり)がない。
・A社から赤字負担を行うという条件を言われたが、拒んだ。
・赤字になることがわかっていたのにも関わらずイベント経費を節約するなどの提案を行わなかった。
・経費に手数料を上乗せしている可能性がある(利益30%外での請求である)。
・業務をこちらでも手伝った部分があるため値下げをするべきである。
・そもそもで、主催者は私(質問者)であるという認識であった。

上記言い分に対抗できると判断した証拠として
・A社からB社宛に売り上げから経費を支払い依頼に関して了承しているメールのやりとり。
・メールでの条件のやりとり(別案件の質問と報酬はA社から負担。赤字はA,B社で負担するというやりとり。先方は赤字負担などには触れず質問の回答のみ返信。)
・B社が支払いを拒んだ際、A社に請求したのですが、A社からB社をCCに入れた私宛の条件の再確認及びA社の支払い拒否メール(イベント終了後に着信。B社は反応なし)
・開封通知付き経費の事前報告メールでの開封証明
・今回請求経費の全ての請求書、領収書の写し
・イベントの企画書が添付されたA社からのメール
などを提出しましたが、話し合いの際には先方弁護士からこれは証拠として認められないと伝えられました。

今後の対応としまして、
・B社にADRや調停を行うことを考えているが調停などに進んでいいのか(引き続き支払い拒否され調停不成立となる可能性が高いのではないか)。
・裁判所へ支払督促の申し立ても行おうと思っているが、異議申し立てで覆る可能性は高いか。
・A社はすでに当初の条件の支払いをしているが請求することができるのか。
などを特にご教授いただけますと幸いです。

また、経費なので現在私が建て替えている状態ですがそれにより他案件などで前払いができないなど支障が出てきてしまっており、早く安く解決できればと思っております。他方法があればそちらもお教えいただけますと幸いです。

無知な部分多く稚拙な文章にてご不明点等多数あるかと思いますが、何卒よろしくお願い致します。

具体的な契約書などを見なければ確定的なことは言えませんが、A社とB社両方を被告として訴訟提起をすることになるでしょう。
調停などで解決するかは相手方次第ですが、すでに代理人がついて支払拒絶していることを踏まえると不成立などで終わる可能性が高いでしょう。

B社との間では業務委託契約が成立していますので、これに基づいて支払請求をすることができます。
B社の言い分は法律上は認められないと思います。
(A社とB社の間で内部的な負担割合が定められていても相談者に対する支払いには関係ありません。)

契約内容によっては、A社とB社の連帯債務になる場合があります。
その場合には、B社が支払わない部分をA社に請求することができます。
回収可能性を高める意味ではA社も合わせて被告にすることが多いでしょう。