家族間トラブルについて

実母が兄夫婦と長年同居しているのですが、昨年実兄が亡くなり、義姉が実母と離れたいとのことで相談されました。実母は85歳で要支援状態ですが義姉からは無視され続けている状態です。実母はそれでも長年住んでいる家から出たくないとのことで平行線状態です。先週義姉の弁護士の方より速達が来て、実母の扶養に関する家事調停・審判の申し立てを行っているとの旨通達がありました。実父は30年前に他界しており亡くなる前に父母が買った戸建てや兄と母が買った土地など現在義姉の名義になっているようで、今後母が家を追い出されるのではないかと心配です。現時点でなにか準備したほうがいいことがあればご助言いただきたいです。なお、兄弟は嫁に行った妹がいますが妹にも同様の通達が行ったようです。宜しくお願い致します。

ワンオネスト法律事務所の弁護士の吉岡一誠と申します。
お母様は長年現在のご自宅に居住されているとのことですので、仮に義姉から自宅の明渡を求められたとしても、使用貸借契約が成立していることなどを理由として明渡を拒否できる可能性があろうかと思います。
ただし、例えば義姉が自宅を出て行ってしまって、お母様の生活の補助をしてくれる人が誰もいなくなってしまうという状況があり得るようであれば、施設への入居を検討せざるを得ないということもあり得るでしょうから、そのあたりを調停ないし審判の中で親族間で話し合うことになろうかと思います。
詳細をお伺いしないことには正確な見通しをお伝えすることができませんが、お母様の居住権を確実なものにしたいということであれば、義姉とお母様との間で賃貸借契約を締結して、毎月賃料を支払うという道もあるかもしれません。
なお、お母様の生活に必要な費用(賃料や介護費、その他生活費)については、まずはお母様の収入・資産で賄い、足りない部分について親族間で扶養の順位・割合を決めて負担することになります。
色々と戦略を要することもあろうかと思いますので、お早めに個別に弁護士に相談をすることをお勧めいたします。