子供が傷害事件の被疑者になりましたが、今後どうなりますか?

高校生の子供が、2月上旬の下校途中に、一緒に帰宅していた友人が別の同級生からケンカを吹きかけられ仲裁に入ろうとしたところ、同級生を強く叩いてしまいその子が鼻血を出してしまいました。その同級生が病院へ行き、その後警察に被害届を出したので、子供が傷害事件の被疑者として警察で調書をとられました。現在逮捕、身柄の拘束などはされていません。

今後の流れはどうなりますか?検察へ送られる起訴されますか?
不起訴にするには示談が必要だと聞きましたが、そのほかにどのようにすべきですか?示談金や、慰謝料などが発生するのでしょうか?
相手の親の連絡先を知らないのでまだ会えていませんが、近々学校で謝罪の場を設ける予定です。

少年事件の場合、警察の捜査の後、原則として家庭裁判所で審理がされます。成人の場合には示談をすると不起訴となり得ますが、少年事件の場合は示談の有無にかかわらず、犯罪の嫌疑があれば家庭裁判所で審理がされます。
家庭裁判所では、謝罪や示談も考慮はされますが、主な審理内容は少年が再び罪を犯すことがないかという点です。そして事件が軽微であれば不処分になったり、事件の内容により保護観察等の処分が下されます。
弁護士は家庭裁判所の審理に付添人としてサポートをいたします。一度詳しい内容をご相談されることをお勧めします。

早速の回答ありがとうございます。

相手のご両親との話し合いの場で診療費や示談金、慰謝料等の話が出た場合、即答は避けた方がいいですよね?

御確認ありがとうございます。
被害者からの慰謝料請求は相場よりも高いことが多く、「一度検討させてください。」と持ち帰り検討いただいた方がいいと思います。
ご友人が相手から先に喧嘩を吹っ掛けられたということですが、もしお子様も仲裁の過程で相手から暴行や怪我を負わされているのであれば、こちらも被害届を出すことも考えられます。その他、ご事情によっては今後の方針も変わってきます。
手続の結果がお子様の将来に大きく影響する可能性もございますので、ぜひ一度弁護士にご相談ください。