隣地との共有塀と隣地の建設物について

自宅と隣地の境界上に塀があります。これは以前、隣地の所有者と合意の上、費用を折半して建設し、共用となっているものです。
先日、隣地が売却され、購入した業者が自宅に来て「隣地に高層マンションを建てる。境界ギリギリまで建てるので塀を壊さないと工事できない。こちらで費用を出すので壊す。隣地の許可済と話して建築許可を取ったので計画中止は無い。そちらが断る理由はないので問題ないだろう。拒否するなら、この塀がこちらの土地を侵食しているため撤去を求める手続きに移る」と言ってきました。事前に相談なく、いきなり言われて困惑しております。塀を壊す件は、こちらにも半分所有権があるので、勝手に壊さないよう話し合いを続けますが、「隣地の許可済と話して(嘘をついて)建築許可を取った」という行為は問題ないのでしょうか。また、相手方が最初からけんか腰で、話していて恐怖を感じました。冷静に話し合いをするために相手方に要求できること、対処できることはありますでしょうか。

「隣地の許可済と話して(嘘をついて)建築許可を取った」のところの隣地とは、我が家のことです。紛らわしい表現で申し訳ございません。

共有物なのであなたの承諾なく、壊せないですね。
その旨を、配達証明郵便で、業者と施工主に通知をしておくといいでしょう。

費用を折半して境界上に設置された塀は共有になると考えられますので、相談者様の承諾なく壊すことはできません。
相手方は「拒否するなら、この塀がこちらの土地を侵食しているため撤去を求める手続きに移る」と述べているようですが、隣地の所有者と同意のうえ設置しているわけですから、相談者様の同意なく塀の撤去を求めることは法的には難しいように思われます。

また、「隣地(相談者様)の許可」というのが何の許可を示しているのか判然としませんが、一般に、高層建築物の建築確認を得る際は、近隣住民と協議してその建築に関し同意を得るよう行政指導が行われておりますので、(推測になってしまいますが)この同意を得ている旨虚偽の申請を行い、建築許可を得たのかもしれません。
近隣住民の同意は必須の要件ではないため、直ちに建築確認自体が取り消されるわけではございませんが、虚偽の申請を行ったことについて申請者の責任を追及する余地はあろうかと存じます。

お話をお聞きする限り、相手方のやり口は非常に強引かつ高圧的で、相談者様が恐怖を感じるのは無理もないことかと思います。
相手方の態度を見ていると、無理矢理塀を破壊して建築工事を強行するおそれすらあるように思われますので、相手方に、塀の取り壊しには応じない旨や、「隣地の許可済と話して(嘘をついて)建築許可を取った」ということについて説明を求める旨を記載した通知書を送り付けるとともに、行政にも相談するのがよろしいかと存じます。
また、相談者様が弁護士に依頼することで、相手方との交渉は全て弁護士に任せることができ、相手方と話さなければならないという精神的なご負担をなくすこともできます。
相手方に恐怖を感じ、ご自身で話し合いを行うことができそうにないようでしたら、一度弁護士に依頼することをご検討いただくのがよろしいかもしれません。
ご参考になれば幸いです。

ありがとうございました。参考にさせていただきます。場合によっては弁護士さん等に相談し慎重に交渉を進めたいと思います。