納品記事の修正連絡を2ヶ月放置されているので請求書が遅れません。支払ってもらうための方法が知りたい
業務委託契約でライティングの契約を結びました。
現在約30万円分くらいの記事を執筆し納品済です。
ですが、「不備があるから修正して欲しい」と言われつつ2ヶ月が経ってもその内容を指示してくれません。
契約書に「一定の納品水準に達していないと判断した場合は補修して再度納品しなければいけない」という文言があるため、現状請求書を送られても支払義務がない、というのがクライアント側の言い分です。
また納品後検品期間の上限を設けたい旨を伝えても「契約書にないから応じられない」の一点張りです。
修正には応じるのではやくその内容を教えて欲しいと伝えていますが、「確認中です」ばかりでまったく連絡がきません。
なんとか支払ってもらいたいのですが、対応策はありますでしょうか?
正確には締結している業務委託契約書を直接確認してもらうべきかと思いますが、業務委託契約の法的性質が請負契約と評価できる場合において、システム開発等の裁判例の中には、請負人が仕事を完成させたか否かについて,仕事が当初の請負契約で予定していた最後の工程まで終えているか否かを基準として判断すべきであるという見解を示しているものがあります。
このような見解を踏まえ、あなたのケースでも、予定していた最後の工程まで終えており、仕事は完成している等と主張して行くことが考えられます。
もっとも、相手方はこのような見解は本件にはあてはまらない等を理由に、仕事の完成を認めないことが想定されます。
そのような場合には、裁判所に民事調停を申し立てる、民事訴訟を提起する等の方法を検討する必要があるかもしれません。
いずれにしても、一度、業務委託契約書や納品した記事等の証拠を持参の上、お住まいの地域の弁護士に直接相談してみてはいかがでしょうか。