不倫の示談交渉について
仕事関係の方と不倫関係にあります。相手には子どもがいます。不倫関係が相手の配偶者にばれ、精神的苦痛に対する慰謝料100万を請求され支払いました。相手の配偶者が示談書を作成したので、内容を検討して署名する旨を伝えています。不倫相手はこちらと一緒になることを望んでおり離婚に抵抗はありませんが、子どもとは離れたくないため、自分から離婚をしようとすることはないと思われます。不倫相手の配偶者も、離婚については保留としており、離婚するとしても1年後であると不倫相手へ伝えています。
示談書には接触禁止条項と違約金が示されていますが、業務上支障が出る上、感情的にも同意したくありません。離婚の意思や時期についても同意の条件として交渉したいのですが、どのように交渉を進めていけば良いでしょうか。
進め方についてはケースバイケースで、はっきりこう進めるのが良い、と決まっているわけではないです。
示談書についても、内容に納得いかないなら作成しない、ということも考えられます。
今後相談者さんがどう進めていきたいのかなど、可能であれば弁護士に面談相談に行き、アドバイスを受けてみることをお勧めします。
まず前提として少なくとも以下の点に注意が必要です。
①仕事上顔を合わさざるを得ないということですと接触禁止条項を外すことに理解してもらうしかないですが、相手が応じなければ、少なくとも「職場以外での接触禁止」や、「正当な理由がない二人きりでの接触を除く」などの文言をいれておく必要があります。
②離婚後に追加で慰謝料を請求をされないため清算条項(後で離婚しても追加での支払義務はないとの文言)を入れる必要があります。
③違約金もあまりに高額であれば相場を踏まえた減額交渉が必要です。
次に交渉については相手次第で、本来であれば支払前に示談書の内容の取り決めをすることで変更等に応じてもらうことが多いです。示談書の具体的内容やケースごとのご事情にもよりますので、きちんとお話をお聞きしないと具体的な方針を立てるのは難しいところがございます。一度お近くの弁護士にご相談されることをお勧めします。