友人との金銭トラブル(投資詐欺)

2年前に高校の友人から投資の話を持ちかけられてまずは貯金の100万を友人に渡し、のちに「投資額をあげた方がいい」と言われ消費者金融にて270万借り友人に渡しました。その話を持ちかけられた際に「毎月の消費者金融への返済は俺が出す」と言われて数ヶ月は友人からのお金で消費者金融に返済を続けました。数ヶ月からお金がないと言われ友人からの返済金が止まりました。私自身も毎月7万も超える返済金に頭を抱え親の援助を借りなんとか消費者金融問題は解決しました。
それから友人から「渡されたお金全部返す」と言い、去年の年末から毎月25,000と今年の6月からボーナス月に35万払うと契約書を渡されましたが、結局ボーナスの35万は一度も払われず、25,000も8月まで払われてそれ以降は払われません。
お金を貸した当時のやり取りやトラブルが起きて最近までのLINEやインスタグラムのdm等、返すと言われて渡された債務者本人作成の返済契約書、お金を貸した際の振込等は通帳等に。ほぼ証拠は揃っています。
また、相手は自己破産すると言っていましたが自己破産を認められず、消費者金融への支払いができない為、数日後に消費者金融から差し押さえと一括返済を要求されると言っています。(彼のことなので全てが真実かどうかわかりませんが)
私がしつこく返せと催促するので、連絡を切るための言い回しかもしれませんが、ここ数日連絡は取れていません。
彼は今も職に就いており、会社は特定しております。財産の有無については本人は無いと言っていますが真偽はわかりません。

この状況下でも債権回収可能でしょうか?
また弁護士さんに相談させて頂く際に相手の情報(勤め先、電話番号等)を最低限どの程度まで提供できるようにしておけばよろしいでしょうか?

少額ならまだしも、お金を忘れて友人と縁を切るだけでは納得いかない金額です。
どうにかして友人からお金を取り返す方法はないでしょうか?

ワンオネスト法律事務所の弁護士の吉岡一誠と申します。
相手方による現況に関する説明の真偽は分かりませんが、証拠が相応に揃っており、かつ相手方の勤務先が分かっているということなので、裁判所の判決を取得した上で給料を差押える道があるため、お早めに訴訟提起を検討するのが良いかと思います。
最低限相手方の氏名と勤務先が分かっておれば、訴訟を起こすことはできますが、転職してしまうリスクがあるでしょうから、住所か、携帯番号(弁護士であれば携帯キャリアに登録情報の開示を求めることができます)を掴めると無難でしょう。
裁判はご自身で起こすこともできますが、弁護士に代理を依頼するとか、正確な見通しを伺うことも有益かと思いますので、一度具体的な相談をすることをお勧めいたします。

もし相手が消費者金融から本当に給料の差し押さえがされていた場合、こちら側は差し押さえができるのでしょうか?
また消費者金融の方が完済し、差し押さえが解除されてからこちら側の差し押さえが入り、お金が返ってくるのでしょうか?

差押えが競合した場合は、債権額に応じて按分で配当がされることになります。
つまり、例えば相談者様が100万円の請求権、消費者金融が100万円の請求権をそれぞれ持っているとすれば、差押え対象額を相談者様と消費者金融が折半して回収することができるということになります。
なお給与の差押えの対象額は、原則として手取りの4分の1の額になります(手取りが44万円を超える場合は33万円を超える部分につき全額が差押え対象になります)。

債務者の給料の4分の1の中で債権者内で割り振られ回収できるということですか?

はい、おっしゃるとおりです。