どの分野が得意な方にお願いすべきでしょうか。
妻がフリーランスの音楽家で、音楽系の事務所とアライアンス契約をしています。一緒に活動しますが、もちろん賃金も何も支払われません。
契約先事務所のトップの煽りもあり、夫婦関係が悪くなり、離婚直前まで行った際、仕事道具のキーボードやパソコン以外に、別居用の洋服、下着、通帳、キャッシュカード、現金、領収書類などを持出し、事務所に置いていました。
離婚問題が落ち着き、その事務所から距離を置いてもらうことになり、私物を回収に行くに当たり、後々、返した返してないのトラブルにならないようにという意図だと思うが、サインを求められている。
預けたわけでもなく、何を置いていたかも記録していないのに、そんなものが必要なのか。対応すべきか。
また、非常識な行動(協議に自分の知人を同席させる、病気中に家に押し掛けるなど)を取られており、子どもも含めて身の危険を感じるので、完全に関係を切らせたい。
個人情報(履歴書や連絡先など)の回収、ホームページ上の写真等の削除、自宅近く及び家族への接近禁止命令、事務所関係者の個人ケータイからの連絡先の削除及び連絡の禁止などを求めたいが、相談する場合、どういった分野が得意な弁護士に相談すべきでしょうか。また、これらの対応は現実的に可能でしょうか。
ご回答させていただきます。
まず、サインを求められている書類ですが、内容がおかしなものでなければ、サインをしてもいいだろうと思います。
事務所から自宅に何を持って行ったかという確認は、後々に相手方から「事務所の〇〇の備品を勝手に持って行った」という言いがかりがされたときに、
ご質問者様側としても役に立つ書類だと思います。
キーボードやパソコン等の型番があるものについては、型番もしっかり記載しておくといいでしょう。
また、ご希望されている対応が可能かどうかですが、現時点では裁判所を使った接近禁止命令までは難しいと思います。
弁護士に依頼され、「今後の連絡はすべて弁護士にして、連絡は一切ご質問者様夫婦には直接しないように」とする対応が現実的でしょう。
個人情報等の削除については、相手方がしっかり応じてくれることが前提となります。
こういった案件につきましては、特にどの分野が得意な弁護士かというのはあまり関係がないと思います(専門性が高い案件ではないため)。
ご参考になれば幸いです。
早速のお返事ありがとうございます。
どのように進めるべきか不安でしたので、大変参考になりました。