離婚訴訟に添付する証拠の提出方法

お手数ですが、ご教示願えますでしょうか。

理由あって、離婚訴訟を原告として私が訴状提出する予定です。
その際の証拠提出に対しての質問です。

①一つの証拠が2ページ以上に渡る場合(例えば2ページ以上手紙等)、左上をホチキスで留め、全てのページ右上に赤字で「甲第○号証」と記載する

②一つの物事に対しての証拠がいくつかある場合、A4サイズのコピーがいくつかあります。その際はすべてを一つの証拠とし、左上をホチキスで留める。
右上に赤字で「甲第△号証-1」「甲第△号証-2」のように書く、
で合っていますでしょうか。

③訴状とは別に、陳述書を用意し、そこにこれまでの夫婦生活や経緯、離婚理由を記載しようと思っています。その文章の中に、提出する証拠の番号も入れる予定です。
例えば、「何度も被告から離婚を提案してきたので、夫は離婚を承諾しています(甲第4号証)」などという文章です。
このように、陳述書にすべての証拠を紐付けて記載しました。
その場合、別に証拠説明書は不要でしょうか。
同じような内容になりますが、証拠説明書を更に加えた方が良いでしょうか。
※陳述書の文字の大きさや行数等は調べました。

④LINEをいくつかスクリーンショットを撮り、それを1枚のA4用紙で印刷しました。
全てまとめて一つの証拠です。(夫が離婚提案してきたLINE部分を抜粋してます。)
その場合は一枚の紙で一つの「甲第◻︎号証」として良いのでしょうか?
それとも一つ一つ(②と重なりますが、)「甲〜証-1」など振った方が良いでしょうか。
陳述書には前述した③の例文のように記載する予定です。

お忙しいところ、大変お手数ですが、どなたか教えていただけないでしょうか。
宜しくお願い致します。

書証の号証の付け方は、わかりやすいようにつけるというものであって、唯一絶対の基準というほどのものはありません。
それを前提に
1 
複数枚を綴じて一つの書証にする場合、一枚目にだけ、甲1号証などと記載すれば足ります。その上で、ページを付けるのがよいです。


甲1号証の1、甲1号証の2 と枝番で整理するか、甲1号証、甲2号証と、独立した証拠にするかは、全体の証拠のボリュームやわかりやすさで決めてもらってかまいません。弁護士も人によって異なります。
なお、それらは、番号の付け方であって、甲1号証の1と、甲1号証の2は、別の書証ですので、纏める必要はありません。
一枚の紙に複数の写真を印刷するような場合には、写真毎に枝番を付けることもあります


訴状や準備書面で証拠を引用した場合でも、証拠説明書は基本的に必要です。


どちらでもかまいませんが、写真を纏めて一つとして扱うような場合は、特に枝番は必要なのですが、それぞれ独立した内容や場面を示すものであれば、後々の特定のために枝番を付けた方が良いでしょう。
例えば、スクロールして何枚かの写真になったが、同一の機会のやりとりというのであれば、特に枝番は不要ですが、別の日時ののものをそれぞれ写したのであれば枝番の方がわかりやすいでしょう。

大変迅速なご返答、誠にありがとうございます!
大変助かりました。
書証の付け方がどこにも載っていないのは、ルールがないからなのですね。
とても勉強になりました。
証拠説明書もこれから作成に入ります。

何度も申し訳ありません。
戸籍謄本や契約書コピーも2枚以上に渡る場合、ページ数をつけた方が良いという認識で良いでしょうか?
その場合、手書きでも問題ないでしょうか?
初歩的な質問で申し訳ありません。

>戸籍謄本や契約書コピーも2枚以上に渡る場合、ページ数をつけた方が良いという認識で良いでしょうか?

その書証をどのような事実の証明のために用いるのか、訴訟においてどのような必要性があるかによって異なります。
戸籍謄本(全部事項証明書等)は、せいぜい数枚であることが多いですし、準備書面や尋問の際に、何ページと区別する必要性に乏しいことが多いです。従って、それにページを付けることはあまりありません。
それに対し、契約書の場合、数十ページにわたるようなものであることが多く、当該部分を検索しやすいようにページを付けるのが通常です。

>その場合、手書きでも問題ないでしょうか?

かまいません。

ご回答、誠にありがとうございました!!
池田先生のアドバイスのお陰で、無事訴状提出までできました。
それでも記載ミスなどあり訂正になるとは思うのですが、本当に心強かったです!
本当にお世話になりました🙇‍♀️🙇‍♀️