釣り銭が多いかもしれない場合

釣り銭に関する質問です。

昨日、よく行く惣菜屋で買い物をしました。
その店は閉店時間を過ぎると店の前で現金のみ、レジを通さずに売れ残ったおにぎりや惣菜を販売しています。

昨日買い物をした際、普通に欲しい商品を買うだけでなく、取り落としてしまった100円のおにぎりもほしいと伝えて、100円を追加で渡す、というイレギュラーなやりとりがありました。

今日になって、財布の中身を勘定していたところ、どうも100円玉が一枚多いように思えました。

レジを通さず、現金決済のみのため、自分が払ったのがいくらで、何を何個買ったか確かめようがありませんが、21時を回って暗い中のやりとりだったため、意思の疎通や小銭の勘定に間違いがある可能性も十分にあるかと思います。

釣り銭の詐欺や横領、商品の窃盗に問われてしまうのでしょうか。
また、次に店に行った時に100円を返した場合、その場で通報されて捕まってしまうことはあるのでしょうか。

お釣りを多く渡されていたことを買い物後に気付いたにもかかわらず、そのままお釣りを返さないかった場合には、占有離脱物横領罪が成立します。
 あなたのケースでは、そもそも、本当にお釣りを多く渡されたのか定かではないようですので、そうであれば、横領の事実があるのか疑義があることになります。
 なお、そのような疑義がある状況では、警察から逮捕される事態までは想定し難いように思われます。
 今の状態がどうしても気になるようであれば、もしかしたらお釣りを多く受け取ってしまっていたかもしれない旨をお店に申し出て、返金等を申し入れてみる方法もあるでしょう(買い物をした21時間頃という時期帯、惣菜という性質、現金会計という検証が難しい会計方法等に鑑みれば、売れ残れば廃棄等しなければならなかった可能性もあり、お店側としても大事にするような意向は有していないかもしれません)。

【参考】刑法
(遺失物等横領)
第二百五十四条 遺失物、漂流物その他占有を離れた他人の物を横領した者は、一年以下の懲役又は十万円以下の罰金若しくは科料に処する。