親の介護をめぐってもめています。お金解決したいが金額を抑える方法はありますか?

母がクモ膜下で倒れ介護レベル5の障害のこりました。
介護や介護費用の件でもめております。どうするのが最善策かご教授よろしくお願いいたします。

元々弟が時々アルバイトをするようなあまり収入がなく父が定年退職、母と3人で生活をし
自分は1人暮らしで家族とは疎遠でした。
母の方の実家にの祖母、母の兄弟(叔父が2人)おります。

父親と弟+叔父の中が悪くこの件で悪化し離婚をすることになりました。
弟と母が2人で現在は生活しており弟が介護をしております。
自分にも介護義務があると思うのですが家族に対して強いストレスを感じるのでお金が解決したいのですが
介護もあり弟の収入があまり見込めず将来父親の介護や別の家族の時も介護義務が発生しお金がかかると思うと
支払い金額を抑えたいです。
話合いで解決が難しそうで家庭裁判所での民事調停なども考えております。

その際にどのようなところをみられるのかもお聞きしたいです。

具体的には
・元々は父、叔父、弟ともに介護をする意思があり自分のみなかったのですが、そういう意思は関係あるのか?
自分は最低限の介護を求めていているのですが、
弟や叔父は母親を大切に思っているらしくお金かけて介護をしてるように感じます。

・弟の支払い能力のなさ
・兄弟での今までの家への貢献度

・父と母の離婚は今調停中ですが、この離婚も父と母の関係ではなく父と弟+叔父の間でもめて起こっているのですが
弟と叔父に離婚を誘導した疑いもあります。

・直系家族ということで叔父などにも支払い義務はあると思いますがどの程度巻きこめるのか

・母の実家で母親に面倒見てもらう話もあったんですが、あまり迷惑をかけられない家がバリアフリーでないなどの理由でなくなったがそういう別の方向性は裁判で吟味されるのかなど

・弟は父や自分に刃物を向けたことがあったり、癇癪を少し起こすことがあるため身の危険を感じるところもあります。そういう部分は考慮されるでしょうか?

ワンオネスト法律事務所の弁護士の吉岡一誠と申します。

介護を要する親の扶養のための費用分担につき,親族間で話合いがまとまらない場合,最終的には,各扶養義務者と親の従前の関係性,各扶養義務者の資力,親の収入・資産状況を踏まえて,家庭裁判所が負担額を決定します(審判)。審判においては,相談者様と弟,叔父,そして離婚成立前であればお父様も必ず当事者として申立をすることになります。

相談者様ができる限り負担額を低減させたい場合は,従前より親と別居して関係が疎遠であったこと(弟比べて親から経済的に支えてもらった程度が低いようならその旨も)や,現在の日常生活における収支状況として余剰が少ないことなどを,できる限り客観的な資料を示しつつ主張立証することが望ましいでしょう。

裁判上,分担すべき介護費については,平均的な金額が定められるので,他の扶養義務者が過度に高額な費用をかけようとしているなら,過剰な部分について相談者様が支払う必要はないでしょう。

なお,その他挙げていただいたような事情は,一般的に介護費等の分担割合を定める上で考慮される事情ではありません。

ありがとうございます!すごく参考になりました。

収支状況として余剰ですが
こちら今後収入が大きく減る可能性があったり
月額の収支も変動あるのですが現状1年とかの物を参考にする形でしょうか?
また裁判で決まった金額を分割して定期で払うものでしょうか?それとも更新などあるのでしょうか?

証明資料が必要ですが,審判手続中の,直近の収支で判断してもらえる可能性があるので,減収後の収入をベースに主張すれば良いでしょう。
審判にて各人の負担額が定められた後は,毎月定期的に支払う形になり,更新という概念はありませんが,もし将来さらなる減収が生じるなど状況に変化があった場合には,負担額の減額の調停・審判をあらためて申し立てることができます。

なお,お母様については,審判手続を進める上でも後見人が必要になるので,別途後見の申立ても必要になります。
介護費等の負担は今後も毎月継続的に発生するものであり,法的手続きを取るなら早めに進めた方が良いかとは思いますが,考えるべきことが多く,こちらの相談板で完結することは難しいかと思われますので,今後の対応策について弁護士に具体的な相談をすることをお勧めいたします。