学習塾のクーリングオフについて
2022年3月末、大学受験のための塾(高校生、高卒生を含むコース)に2023年2月までの契約(約120万)で入塾しました。入塾の決め手は、講師と合格実績でした。しかし入塾時より、塾の勉強計画(入塾時の説明)には不満を持っており、入塾から3日目には塾の代表者に塾を辞めたいと伝えました。しかしこの時、「絶対に合格させる」、「絶対にこの塾に入って後悔させない」などのことを言われ、そう言うのなら、と思い辞めずに続けることにしました。
しかし塾の実態としては、ホームページに掲載されている講師(10人ほど)の内、4人しか実際に授業をしているのを見たことがなく、しかも見たことがない講師のほとんどが塾が全面に押し出している「当塾出身の医学生講師」でした。しかし、私は「この塾出身ではない非医学生講師」の授業がほとんどで、前者の講師の授業を受けたのは、この10か月間で1回だけでした。
2022年の10月頃に塾の代表者に問いただしてみたところ、医学生は病院実習がありコロナになってはいけないためオンラインでしか授業は受けれないとのことでした。これは一切ホームページに書かれてはいません。
さらに塾の実績も「医学部合格率100%」「今までに医学部を受験し落ちた生徒はいません」と書いてあるのに、よくよく話を聞いてみたらこれは全くの嘘でした。
【質問1】
この場合クーリングオフは適応できますか?
【質問2】
全額返ってくるのでしょうか?
【質問3】
どのような順番で手続きをすればようのでしょうか?
消費者契約法の不実告知、不利益事実の不告知、断定的判断の提供などを理由に
契約の取り消し通知と代金の返還請求をするといいでしょう。
弁護士に相談して下さい。
【質問1】
この場合クーリングオフは適応できますか?
⇒クーリングオフ期間が経過している可能性はありますが、場合によってはクーリングオフできる可能性もあります。
契約書を弁護士に見せて相談されたほうがよいでしょう。
また、クーリングオフができない場合にも、消費者契約法をもとに解約できる可能性があります。
【質問2】
全額返ってくるのでしょうか?
⇒クーリングオフの場合には通常全額戻ってくることとなります。
【質問3】
どのような順番で手続きをすればようのでしょうか?
⇒まずは、弁護士にご相談ください。お電話の相談でも良いですが、その際には、メールで事前に契約書等を送付された方が良いと思います。