取引先の社長が認知症のような気がするのですが取引を続けて大丈夫でしょうか
地方で零細な食品製造業をしています。
取引先の家族経営の小売店から毎月注文が来るのですが、毎回、弊社の商品に加えて、売り物ではないものへの注文が来ます。毎回「これは商品ではないので売れません」と伝えるのですが、今月もまた売り物ではないもの(=先月お断りしたものと同じもの)への注文が来ました。これで4カ月連続です。
注文FAXを送ってくるのは、小売店の70歳ぐらいの店主なのですが、私は認知症ではないかと疑っています。
以前、弊社に来るというので日程調整をしていましたが、先方が指定してきた日付について、先方から「やっぱり別の日にしたいので追って連絡します」とキャンセルがあったのですが、次の電話では自分でキャンセルしたことを忘れたのか、元々の日付で訪問する前提で話を切り出され、こちらはキャンセル連絡を受けて別の予定を入れてしまっていたので、困惑しました。
今のところ、支払いなどはきちんと払ってもらっているので表立ってのトラブルにはなっていませんが、今後のことを思うと取引をしているのが不安です。
正規の商品の注文についても、他の同規模の小売店に比べて、毎回の発注数量が2倍ぐらいの量で来るので、それだけ売ってくれているのであれば大変ありがたいのですが、必要量以上に注文しているのではないかとも疑ってしまいます。
こちらから先方に認知症懸念について問い合わせるわけにもいかず、かといって、このまま取引を続けて、言った言わないのトラブルとか、責任能力がないことを理由に突如契約無効にされるとか、そういう問題に巻き込まれないか不安です。
一応、先方は奥さんと娘さんが手伝ってはいるようですが、どれだけチェック機能が働いているのかはわかりません。
どういうことに留意して取引すべきでしょうか。それとも何か理由を付けて取引を終えるべきでしょうか。
取引相手は会社(法人)でしょうか。それとも個人経営(個人事業)でしょうか。また、小売店の店舗の土地•建物の所有者は誰でしょうか(店舗は賃貸なのか、それとも小売店を経営している会社ないし個人の所有でしょうか)。会社に関する登記事項や土地建物の登記情報であれば、法務局で入手可能です。
さらに、取引相手のメインバンク(金融機関名と支店名)を把握しておけると債権回収の選択肢が広がります。
これらの情報の中で可能なものの入手を試み、把握をしておくことが考えられます。
なお、事実上の対応方法として、遠方等でなければ、お時間のある際、取引先の小売店の営業状況を確認しに行ってみることが一つ考えられるかと思います。貴社の商品の売れ行きや売れ残り等が確認できるかもしれません。
また、不払いや支払遅れが出て来た場合には、未払いが解消されるまでは取引を一時中断する等の方法も考えられるかと思います(貴社として許容できそうな支払遅延や不払額を決めておき、それに達した場合には取引の継続を中断するなど等して損失拡大を防止できるようにしておくことも考えられるかと思います)。
早速ご回答いただきありがとうございます。
先方は個人事業主、自身の土地建物で、店舗には何度か訪問してますが私が店にいる1時間あたりの来店客数から売上規模を予測したうえでの感覚です。
とりあえず支払いは問題ないので、当面取引継続して、支払いに問題が生じた時点で取引を打ち切る方向で考えてみます。