要支援1の母親の遺言書は,有効ですか?

要支援1の母親の遺言書は,有効ですか?
弁護士に頼む予定ですが,のちのち無効と言われたくないので・・・

要支援は、日常生活の中でどの程度の介助•介護を必要とするのかという、介助•介護の必要度合いに関する指標であり、遺言の有効•無効と直接連動するものではありません。

要支援1の場合、基本的には一人で生活できる状態だが、日常の複雑な動作には部分的な介助を必要とする段階と言われており、遺言を行う上で必要な判断能力を有している可能性があります。

詳しくは、お母様が依頼される弁護士の方にご相談下さい。なお、後の紛争予防の観点からは、公正証書遺言にしておくことが考えられます。

要支援1の母親の遺言書は,有効ですか?
→遺言書の有効性は、要するに遺言をするだけの認知能力や判断能力があるかの問題ですが、介護認定を受けているからといってそれをもって直ちに無効と判断されるわけではありません。
なお、要支援1は介護認定の中でも最も軽い認定ですので、要支援1の認定はそれ自体で遺言の有効性を否定する大きな事情にはならないと思われます。

最終的にはお母さまの現在の状態にもよりますが、要支援1の方の遺言は無効と直ちに判断されるものではないので、弁護士に依頼する予定でしたらとりあえず面談での法律相談を受けることをお勧めします。