経歴詐称による離婚、慰謝料

娘が、授かり婚で5年前に結婚したのですが、結婚する直前に相手の借金、離婚歴の詐称が分かりました。相手が反省し、娘も子供がいるからとそのまま結婚しました。その際に、念の為事実確認書、離婚協議書を作成し二度と同じことをしない様、サインさせ実印を押してもらいました。同じことがあったら離婚同意書に基づき離婚させるとのはなしをしました。にも関わらず、5年後のいま、新たな不貞、詐称が分かり離婚をすることになりました。本人も認めています。なので、5年前の離婚合意書に基づき、同意者を作成、離婚届共にお互いサイン、実印を押印し協議離婚をすることになりましたが、翌日離婚届を市役所に提出したところ、不受理届が出されているので受理できないとのことでした。慰謝料は1000万です、娘は当初相手を信じきれないこともあり、相手の了解を得て、お金の管理は全て娘がやっていた様です。話を聞いていたので、預貯金を全て慰謝料に充てる同意書になっています。そこで、気になったのが相手がたの母の遺産がその中にはいっていることを知りました、ようは特有財産です。しかし、慰謝料であれば特有財産であっても受け取れることを知りました、さらに不受理届を出していて、婚姻関係は継続しているので、生活費も請求出来ることもわかりました。今は、実家でせいかつをしています。私達も高齢なので、今後の生活が心配です。しかし、何からやっていいのか分からず、専門家にお願いしようと思っています。相手の要求は特有財産なので、返却しろという内容です。今後、どういう対応をすればいいのか、アドバイスお願い致します。娘は、精神的なダメージが大きく仕事に行けない状態です。子供は1歳と4歳の2人です。娘と子供たちの為に、早期解決を望みます。何卒よろしくお願い致します。

相手が交渉に応じないようであれば、離婚調停を家庭裁判所に申し立てることを検討することになろうかと思います。

複雑なご事情があるようですし、小さいお子様もいらっしゃるようですので、お手もとの証拠(離婚合意書、離婚同意書、離婚届等)を持参の上、娘さんと一緒に、一度、お住まいの地域等の弁護士に直接相談なさってみてはいかがでしょうか(娘さんのこととは言え、離婚をする当事者である娘さんご本人の身分関係に関するご相談のため、娘さんご本人が相談に赴かれる必要があります)。

相手が法的にいろいろな主張をしてくる可能性が高そうな事案ですので 娘さんと一緒に 弁護士に相談・依頼されるのが良いと思います。
離婚調停申立てが第一選択肢と考えられます。