転倒事故での示談金について

今年の9月初め頃、スーパーにて転倒、膝蓋骨骨折により1ヶ月と数日、自宅で絶対安静との診断を受けて休業しました。
通院は週2、3回ほどです。

シングルマザー(1歳半の保育園児と12歳の小学生がいます)のため、金銭面的にはもちろん普段の生活も非常に苦労しました。

事故当時、雨は降っておらず、店舗の冷蔵ケースからの水漏れにより濡れた床で入店直後の転倒でした。
休業に関しましては、休業日数分の休業補償金をいただき、医療費もお支払いいただいています。
後遺症も今のところ見られません。

この度、治療終了ということで慰謝料といいますか示談金を‥と提示されています。
6万ちょっとです。
算出方法等が不明で、恥ずかしながらどの程度が妥当なのかも検討がつかないためご相談させていただきました。

補足として、無理に多く請求したいという意図はなく、示談ということでもし今後何かこの事故が原因の不利益(どういうことが起こり得るかも検討がつかないため)があっても請求が困難になるかと思いますので、慎重に決断したく質問した次第です。

通院期間90日の場合、いわゆる裁判基準で算定した傷害慰謝料(通院慰謝料)は73万円程度です。

また、兼業主婦の場合、仕事の収入の日額
と家事従事者としての休業損害の日額を比較して、高い方の日額で休業損害を請求できます。いわゆる裁判基準てま算定した家事従事者としての休業損害(主婦休損)の日額は9000円〜1万円程度です。

これらと比較すると、示談金6万円程度では低額に過ぎる可能性があります。

一度、弁護士に直接相談し、増額交渉の依頼を検討されてもよろしい事案かと存じます。

なお、ご自宅の火災保険や自動車の任意保険に、弁護士費用特約が付いてないか確認してみるとよいかと思います(今回のような日常生活上の事故の際、責任のある相手に対して損害賠償請求する際の弁護士費用が保険から出る特約が付いている場合があります。加入したつもりがなくても、確認してみたら付いていたということがよくあります)。