占有離脱物横領の示談。受けるべきか。アドバイスください。
【相談の背景】
先日、某飲食チェーン店にショルダーバッグ(時価総額9.5万円程度)を置き忘れ、それを店長に横領されました。
現在、警察への被害届は提出済みで、占有離脱物横領として捜査が行われています。
先日、謝罪と今回の事件の経緯を店長から直接受け、示談を申し込まれました。
示談の内容としては、被害品の新品価格での弁済や家や車の鍵の取り替え工賃など計45万円を提示されました。
ただ、今回の件に関してかなりの時間や労力を費やしていることに加え、警察の捜査によって犯人である店長の虚偽の発言(示談交渉の際の説明が全くの嘘)が明らかとなり、自身が犯した罪を全く反省していないことから、被害品の弁済だけではなく、迷惑料・慰謝料を請求したいと考えております。
なお、虚偽の発言内容は以下の通りです。
① 拾得物として警察署に届けに行く道中で、日々のストレスからバッグを投棄してしまった。
→ 初めから警察に持っていっていない。
② バッグの中に入っていた現金(2万円程度)やものには手をつけてはいない。
→ 現金を抜いた上、中身をメルカリで転売しようとしたが、足が付くと厄介なので道に投棄した。
③ 投棄した場所は隣町の道路である。
→ 全く異なる場所。また家と車の鍵は個人の特定に繋がるため、川に投げ捨てた。
【質問1】
今回の事件で犯人の店長は失職しているようで、弁済料45万円が最大限支払える金額と言っています。
相手の要求を飲んで45万円で手を打った方が賢明でしょうか?
【質問2】
個人的には不誠実な犯人に憤りを感じており、弁済料だけでは到底納得できないのですが示談がまとまらない場合、被害品の弁済などは泣き寝入りとなるのでしょうか?
【質問3】
示談金を店舗に請求しようとすると、「うちは示談には関与しない方針」と言われました。
今回の事件は業務の延長で起きたことであり任命責任があると思うのですが、運営会社が関与の有無を決めれるのでしょうか?
【質問1】
今回の事件で犯人の店長は失職しているようで、弁済料45万円が最大限支払える金額と言っています。
相手の要求を飲んで45万円で手を打った方が賢明でしょうか?
即金でもらえるなら、個人的には悪くない条件だと思います。
【質問2】
個人的には不誠実な犯人に憤りを感じており、弁済料だけでは到底納得できないのですが示談がまとまらない場合、被害品の弁済などは泣き寝入りとなるのでしょうか?
多分実際上はそうなると思います。
素直に支払わない場合、裁判等で回収を図る必要があります。弁護士費用で数十万円かかるでしょうし、
裁判で勝ったとしても相手に支払う財産がなければ費用倒れになります(給与差押え等しようにも、財産がない、あるいは少なすぎるので)。
【質問3】
示談金を店舗に請求しようとすると、「うちは示談には関与しない方針」と言われました。
今回の事件は業務の延長で起きたことであり任命責任があると思うのですが、運営会社が関与の有無を決めれるのでしょうか?
納得いかないのであれば、店舗を相手として裁判し、裁判所に店舗の責任を認めてもらう必要があります。
質問2同様、裁判のコストの問題がありますし、そこまでしても45万円から上積みできるとは限りません。
それを覚悟で裁判までするか、という相談者さんのご判断になります。